「四葉鵯」     キク科フジバカマ属
「ヨツバヒヨドリ」(紅花)   長野県諏訪市・下諏訪町 八島ヶ原湿原 (2006.8.1)
八島ヶ原湿原は標高約1,632mの高原に有り「車山湿原」と「踊場湿原:通称=池のくるみ」を
加えた三つの湿原が有り、「霧ヶ峯湿原植物群落」とし国の天然記念物に指定の広さ43.2 ha
の花が楽しめる高層湿原。

八島ヶ原湿原の北側に回り込むとヒヨドリバナが多く、ここのは紅色が少し出て湿原を飾っていた。

      山歩き記録 ⇒霧ヶ峰
「ヨツバヒヨドリ」(白花)    長野県 焼岳中の湯登山道にて (2005.8.9)
新中の湯登山口から登り長い樹林帯を抜けると、眺望が広がり焼岳を正面に観ての楽しい道を行く、
花も多く色々な高山植物が咲き、この花は下の方で見たが背丈が有り又何本もの大きな株だった。

北海道・本州近畿地方以北と四国山地の草地に自生、7〜9月枝先に淡紅紫色〜白色の花を付ける。

花は径10~20cmの散形花序に頭花を密に多数付け、総苞の長さ約5mm先が5裂の総苞片は
乾いた膜質、筒状花5〜6個集まって1個の頭花となり、花冠は淡紅紫色~白色で先は浅く5裂し
深く2裂した糸の様な雌蕊の花柱を花冠より長く出す。

茎の高さ0.5m~1m途中で分枝せず上部で細かく枝分かれし、葉は長楕円形~長楕円状披針形の
長さ10~15cm葉柄は短いか無く、普通4枚が輪生し時に3枚輪生や互生状になる等変化が有り、
縁に鋸歯が有り裏には腺点が見られる。

花の名前は葉が4枚で「四葉(ヨツバ)」と付き、乾燥すると良く燃え火熾し(ひおこし)の材料と
されるので、「火を取る」が訛り「ひよどり」で、「四葉鵯(ヨツバヒヨドリ)」と付いた。

       山歩き記録 ⇒焼岳
キク科フジバカマ属   ・サワヒヨドリ   ・ヒヨドリバナ   ・フジバカマ


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