「鵯 花」     キク科フジバカマ属
「ヒヨドリバナ」       岐阜県瑞浪市 屏風山にて (2008.9.8)
常磐口から登り尾根の送電鉄塔に着くと、山頂と逆の仲ヶ平方面に見晴し場案内が有り入ると、
登山道脇に鵯花が咲いている、見晴し場は木が茂り眺望が良く無く戻り山頂に向かった。

下の大桑村で撮った写真は花の頭部から花柱が出て無いが、この写真には賑やかに出ている。

         山歩き記録 ⇒屏風山
「ヒヨドリバナ」       長野県大桑村 林道松淵沢にて (2006.7.14)
糸瀬山登山口の下見に須原の先の山の斜面の長い林道を走り、大きな駐車場の有る登山口を確認、
帰路林道沿いで蝶がヒヨドリバナで吸蜜し思わず撮る、この蝶は初めて見るが何と云う名前の蝶か?

日本全国の山野草原や林縁等に自生、8~10月頃上部の枝先に白色の花を散房状に多数付ける。

花は稀に淡紫色も有り大きさ5~6mm筒状花5個程、花の先は5浅裂し2個の糸状の花柱(雌蕊)
を出し、頭部は糸状花柱が入交り半球形の柔らかい膨らみとなる(本写真は花柱が殆ど出て無い)。

茎は直立又は林縁では傾いたりし高さ0.6m〜2m、縮れ毛が密生しざらつき、中間から上で良く
枝分かれし頂部は更に細かく分枝、葉は対生し薄く艶は無く長楕円形か長卵形の長さ10~18cm、
先は尖り縁に鋭い鋸歯が有り両面縮れた短毛が疎らに付き、葉裏には密に腺点。

花の名前は野鳥の鵯が群れて里に降り、その時期に花が咲くので「鵯花(ヒヨドリバナ)」と付いた、
他説は本種花殻や葉が乾燥すると良く燃え、昔の火打石等の火熾しに用い「火取花(ひどりばな)」
と呼ばれ、訛って「ヒヨドリバナ」と付いた。

       山歩き記録 ⇒糸瀬山
キク科フジバカマ属    ・サワヒヨドリ   ・フジバカマ   ・ヨツバヒヨドリ


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