「丸葉岳蕗」    キク科メタカラコウ属
「マルバダケブキ」  長野県茅野市 八島ヶ原湿原にて (2009.8.25)
広大な「八島ヶ原湿原」の至る所で見られるが、湿原の中では他の草と混在して、
本種は草丈が有るが他の草も結構高いのが多く見られて、全体を写すのが難しい。
「マルバダケブキ」   富山県立山 弥陀ヶ原 獅子ヶ鼻岩近くにて(2001.7.20)
室堂に上がったが深い霧の為雄山に登るのは諦め、室堂から弥陀ヶ原に降って散策する事にする、
木道が続き霧も迷う事無く天狗平山荘を過ぎ徐々に霧が晴れ、花は獅子ヶ鼻岩付近に咲いていた。

    山歩き記録 ⇒立山(弥陀ヶ原)
「マルバダケブキ」     長野県 戸隠山登山道にて (2002.8.11)
戸隠神社横の登山口から登り始めると歩き易い道が続く、中腹から花が多くなりこの花が咲いていた。

本州と四国の山地〜亜高山の湿った林縁や草地に自生し、7〜8月茎先に黄色の花を2〜7個付ける。

花は茎先で枝を分け散房状に付け、大きさ5~8cm舌状花10個程の中に半球型筒状花多数で、花の
付け根に苞は無く、黒い総苞が黄色の花弁と共に目立つ。

茎の高さ40〜120cm、葉は根生し暗緑色の丸い腎円形で、径約30cmと大きく縁に鋸歯が有る。

花の名前は葉が丸く「丸葉」、フキの葉に似てフキに比べ標高の高い山岳に自生で「岳蕗」合わせて
「丸葉岳蕗(まるばだけぶき)」と付いた(注:写真には葉が写って無い)。

似る「峠蕗(とうげぶき)」の花は大きさ4〜5cmと小型で、頭花の付く柄が枝分かれの所に小さな
苞が有り、本種には苞が見られない。

        山歩き記録 ⇒戸隠山
*キク科メタカラコウ属    ・オタカラコウ  ・トウゲブキ  ・メタカラコウ


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