「小深山片喰」    カタバミ科カタバミ属
「コミヤマカタバミ」      岩手県 八幡平登山道にて (2007.6.13)
八幡平山頂から八幡沼を通り源太森ピークを越え、雪の歩き難い道を降り黒谷地湿原展望デッキに着き、
ここからは雪解け水が多く流れる緩やかな登りが茶臼山荘迄続いて、歩き難くさに閉口しながら登った。

茶臼岳山頂に最後の急登を行くと、登山道から少し離れた暗い林の中にミツバオウレンと共に咲いていて、
小葉がハート型で丸く花弁に淡紅色の脈と、中央部に黄班が入りコミヤマカタバミの特長が良く出ている。

         山歩き記録 ⇒八幡平
「コミヤマカタバミ」     岐阜県白川村 籾糠山登山道にて (2007.5.28)
天生峠の大きな駐車場から入り湿原を抜けた先に谷間が広がり、一面見事にニリンソウの群落が有り、
コミヤマカタバミはニリンソウに圧倒され、遠慮がちに淡桃色の筋が入る花が咲いていたが目立た無い。

北海道・本州・四国・九州の亜高山帯針葉樹林に自生、5〜7月花茎の先に淡紅色を帯びた花を付ける。

花茎は葉より高く5〜15cm先端に花を1個付け、花は径2〜3cmで花弁5枚に淡紅色の筋が入り、
中心部に黄斑。

葉は長い柄の付く3小葉で、小葉に短い柄が付き倒心形で長さ1〜3cm角は丸味を帯び少し毛が有る。

花の名前は「深山片喰(ミヤマカタバミ)」に似て、草姿や花が小さく子が付き「子深山片喰」と付く。

本品は草姿も花も大きくて「深山片喰」と変わらず、花弁に淡紅の筋と黄斑及び葉先が丸く本種とした。

         山歩き記録 ⇒籾糠山
*カタバミ科カタバミ属    ・カタバミ   ・ベニカタバミ   ・ミヤマカタバミ


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