「カタバミ」
岐阜県可児市 可児川下流域自然公園にて
(2013.3.17)
鳩吹山の麓「可児川下流域自然公園」に咲く、カタクリの開花状況を見に行くと散策路に咲き、
平担な広い場所だが上からしかカメラを向けられず、又呆けた写真となり未熟さが情け無い。
日本全国の畑や道端・空き地等に自生の多年草で、5〜9月花柄の先に鮮黄色の花を付ける。
花は葉脇から長い花柄を出し大きさ8〜10mmの5弁花で、黄色の葯の付く長い雄蕊5本に
短い雄蕊5本と雌蕊も5本、花後円柱形の実を付け熟すと実を覆う皮が勢いよく反転するので、
多数の種を弾き飛ばして増える。
茎は良く枝分かれし高さ5〜20cm、下部は地面を這い匍匐茎(ほふくけい)を出し周囲に
伸び上部斜めに立ち上がり、葉は長い柄の有る3出複葉で互生し裏と縁に毛が有り、小葉は
ハート形で形良く紋章等のデザインに使用。
花の名前は日が陰った時や夜間は葉が折り畳み、片側が無い様子を食べられたとして「片食」。
草は蓚酸を含み噛むと酸味が有り、酢漿草(そじょうそう)とし「かたばみ」と読ませる考え
も有るが漢字と読みがかけ離れ止めるべきでは、漿(しょう)=米を煮た汁で重湯(おもゆ)。
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