「ベニカタバミ」
岐阜県御嵩町 みたけの森にて (2006.5.11)
雨が続いてやっと日が射し「みたけの森」に行く、湿原はハルリンドウが見られたが
終わりの様子、
水が流れ歩き難い道を降ると紅紫色のカタバミが見られ、紅片喰(ベニカタバミ)だが
色がきつい。
南アメリカ原産の帰化植物で江戸末期に観賞用に渡来、今では広く野生化し野山の
花に入れた。
日本全国の道端や空地等に生える多年草で、5〜7月茎先に花色が濃い桃色の5弁花
を付ける。
花は細長い花茎の先に複数付け大きさ径1〜2cmで、黄色の葯の付く雄蕊10個の
雌蕊の子房
は5心皮の5室で花弁中心部の色が濃い。
茎の高さ15〜30cm葉は三つ葉形で艶の有る緑色をし、1枚の葉はハート型を逆に
した様な形。
花の名前は日が陰ったり夜間は葉が折り畳まれた形の睡眠運動をし、葉の片側が食べ
られた様に
見え、花弁が紅色で「紅片喰(べにかたばみ)」と付いた。
似るイモカタバミは本種と同じ花の中心部色が濃く、ムラサキカタバミは中心部に行く
程色は薄く、
イモカタバミとムラサキカタバミは花弁が細長く光沢が無い、ベニカタバミは丸みを
帯び光沢有り。
イモカタバミは花に比較し葉が大きく光沢は無く、ベニカタバミの葉は花に比較し
小さく光沢有り、
雄蕊10本の葯の色がベニカタバミとイモカタバミは黄色ムラサキカタバミは白色。
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