「伊吹小米草」   ゴマノハグサ科コゴメグサ属
「イブキコゴメグサ」      岐阜県揖斐川町 伊吹山登山道にて (2007.8.7)
「君が代」に出て来る大きな「さざれ石」の有る「さざれ石公園」に着くと、伊吹山登山口指標が有り
公園は前に行っているので入らず右手の舗装された濃道に進む。

(君が代に「さざれ石の巌となりて苔のむすまで」と有るさざれ石は、小さな石の意味で小石の隙間を
炭酸カルシュウム等が埋め大きな一つの岩になった物、石は大きさ約2mで岐阜県天然記念物に指定)

両側が畑の道を上がって行くとかなり上に駐車場が整備され、少し先が笹又登山道入口となっていた。

伊吹山中腹〜山頂部と霊仙山石灰岩地帯の日当たりが良い草地に自生、8〜9月葉脇に白色の花を
付け、花は唇形で白色長さ6〜10mm上唇は紫の筋が有り、下唇は幅広く3裂し基部近く黄色の斑紋
が付き、上唇及び下唇共に先が凹み雄蕊は4個。

茎は直立し高さ6~30cmで細かい白毛が有り、下部で枝分かれせず上部で有るが多数群生時は枝分
かれせず、葉は下部対生上部は互生し円形〜卵形の掌状で殆ど無柄、長さ6〜10mm幅5〜7mm
で縁に鋭い鋸歯が見られる。

ミヤマコゴメグサの変種とし、ミヤマは萼片の先が尖り毛が無く、本種萼片の先が丸みを帯び縁に毛。

花の名前は江戸時代小さな白の花を小米に例え小米草(コゴメグサ)、伊吹山で見付け「伊吹小米草」。

        山歩き記録 ⇒伊吹山
ゴマノハグサ科コゴメグサ属  ・コケコゴメグサ  ・タチコゴメグサ  ・トガクシコゴメグサ  ・ミヤマコゴメグサ


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