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捨薙山
(すてなぎやま)
983m
H18年5月12日
9時55分〜12時20分
岐阜県東白川村
曇り
”山頂から降りは
  笹が生い茂り
  道が隠れ気味”
 天気がなかなか良くならず山に行け無い、 やっと晴れ間も出るとの予報で出掛ける。

 東白川小学校全校生徒登山の6山中「捨薙山」だけが未登で、 やはり気になり登る事にした。

この先工事中で進入禁止、右手前に大きな空地
分岐右の登山口方向土砂崩れで進入禁止
 情報では6山の中では登山道が不明瞭で一番手強そうだ、 然し深い谷も無いので万一の場合でも何とかなる山だと思う。

 8時20分家を出て、41号白川で右折し62号を東白川に向かった。

 東白川病院の神土(かんど)で大多尾峠に行く72号に右折、 暫く走り分岐に来てたぬきの絵の工務店看板を見て再度右折。

 舗装された道を行くと真っ直ぐと左に曲がる分岐に来た、 ここは左折するが左に一軒だけ民家の有る所。

 又暫く走ると分岐に来て右に橋が有り、舗装はここ迄で橋を渡って入る。

 直ぐ若い男性がユンボを操作し道を修復していて作業を中断して頂き通過、 その先分岐に来ると右に広場有り隅に砂が積まれ、 登山口直進だが前方直ぐ土砂崩れの為進入禁止だ。

 広場に駐車し9時55分歩き始める、 直ぐ山側が崩れているが余り酷い状態では無い。
二股の正面に有る指標 なんとか車は通れる程度
分岐に有る「登山口迄300m」の案内 300m指標の直ぐ先が崩れている

 曲がりくねった林道を進むと分岐に来た、 ここに登山口迄300mの案内が有り左に入る。

 山側が崩れた所を2箇所通過の先は良い道となり、 左に手彫りの「捨薙山登山口」案内が立っていた。
もう一箇所崩れているがその先は良い道 登山口となっているがそのまま林道を進む
その後は良い道の林道 登山口案内、但し入り口は無い

 ここだと思うが山に入る道が無い、 無理に背後へ上り沢に入るも全く道らしのは見当らず、 林道を進むと林道の終点に来た、奥を見ると矢印の指標が立っている。
林道終点は広場となっている 林道終点の奥を見ると矢印指標が見える
林道終点迄進む 奥に矢印の指標が有る

 以前は先程の捨薙山登山口指標の所で林道は終わり、 その先は山道だった様だ。

 林道が延長された様子だが紛らわしい、 矢印の方を見ると苔むした橋が見え渡り山に入って行く。
橋はきちんと作られたものだ 植林用なのか幅広い道
苔むした橋を渡る 右山で幅広い道が有る

 右山で進むと道は杉林の中幅広く作られ分かり易い、 その先ジグザグに登る様になり狭い道に変わる。
途中から急に狭い道となる 大きな杉林は下草も生えない様だ
狭い道となる 大きく育った杉林を行く

 少し進むと太い桧林となり下草が生えて無く、 道は明瞭となりどんどん高度を上げて行く。
光を通して美しい新緑
尾根が近くなると新緑の自然林

 前方明るくなり尾根が近くなって来ると、 先は自然林で光を通した新緑が美しい。
尾根上がった所は自然の林
尾根に上がると自然林が広がっている

 10時35分尾根に上がり右へ尾根伝いに進むが指標は無い、 道は付き気分良く進む。
ゆるやかに登って行く 壊れた廃屋は撤去してほしい
尾根に登り右への道 完全に壊れた廃屋

 笹が少し深くなったが背丈が低い笹で苦にはなら無い、 壊れた家を見ながら新緑の林を行く。
笹が出てきたが背丈は低い
笹が出て来たが歩くには問題無い
ずっとなだらかな登り下り尾が続く
新緑の自然林で気持ちが良い

 降り気味になってきたら狭い林道に出た、横切り直進し軽い尾根状の道を登る。
突然林道に出る 笹が深くなってくるが、まだ道は拾える
林道に出るが真っ直ぐに行く 山頂手前は杉林の登り

 少しきつい登りだが左から尾根が合流すると直ぐ、 11時丁度「捨薙山」山頂に着いた。

 三等三角点「捨薙(すてなぎ)」と東白川小登頂記念標柱が有る狭い山頂は、 全く眺望は得られ無い。
杉林の中で暗くてしかも狭い山頂 山頂には右に下る矢印指標が立っている
「捨薙山」山頂は狭い 矢印に従い深い笹を急降下

 未だ昼食には早く又居心地も暗い山頂で良く無いのでオレンジを食べ右に急降下して行くが、 山頂にこの方向へ矢印指標が立ち、生徒諸君も往復でなく周回コースを歩いている様だ。

 登頂記念標柱は平成16年5月1日で2年前だが急降下の道は笹が深く足元が良く見え無い状態、降り切り先のコブに上がる辺りから一層笹が深くなって道が拾え無い。
左に曲がり下って少し登ると見えてくる 尾根を下って行くが笹が深いところも有る
山頂降って最初の矢印指標 尾根を降って行く

 地形図を見ると尾根は左にカーブしていて、コブのピークから左に降ると又道が出て来た、ここは山頂から降ったばかりの所だが、指標が欲しいと思う。

 ほぼ真っ直ぐに進んで行きコブに上がると、矢印指標が立っていて右を指していた。
下って小さく登り返すと矢印指標がある ナンバーは何の為か?取り合えづテープを見ながら下る
山頂降って2番目の矢印指標 ナンバーの書いて有る赤いテープ

 少し分かり難い道を拾いながら笹の中を降り、 軽く登ると又矢印指標が出てきて大きく降り始める。
細い尾根を過ぎたところにある矢印指標 緩やかに真っ直ぐ下って行く
山頂降って3番目の矢印指標 左に曲がると真っ直ぐ降り出す

 左側が開ける所に来たが曇って何と言うのは見えず、 右後が捨薙山だが木の間で良く無い。

 この辺り狭い尾根で道は分かり易く、そろそろ左に曲がる頃だと注意していると矢印指標が有り、道は左に曲がり赤い山仕事の№が書かれたテープが目立ち、先に進むと数字が小さくなって行く。
平たい石なので目立つ 少し急に下るのだが、何故ここだけ石積みが
テーブル型の石が二つ有る 人工的な石積み

 尾根左側の笹の間を緩やかに降るとテーブル型の石が有り、 下には人工的な石積みが見られた。

 何時の間にか赤いテープは無くなったが、 ピンクのテープ(山仕事用)が時々付けられている。
木の株もあるので要注意
笹の中を降るが下には土止めの階段

 今度は尾根の真中を降って行く様になったが笹で道が見辛い、前に整備した時作られた 丸太で階段状の所とそれに切り株が有るが、それらが笹で隠れ気味。

 慎重に歩かないと転ぶ恐れが有り、危険な場所では無いが歩き難い。
背丈よりかなり大きな岩 登山道の正面に見えてくる半円状の岩
大岩を回り込む 半円状の岩が見えてきた

 大岩を回り込み降り、 右下に降りるポイントが近いと思いながら進むと半円状の岩が見えて来た。

 ふと岩の前の下を見ると矢印指標が有り、 尾根を外れてUターン気味に右に狭い道が付いている。
暗いので見落としやすい 余り歩かれていない様だが道は付いている
半円状の岩の下に矢印指標 右山で細い道が付いている

 ピンクのテープは真っ直ぐ尾根方向に続いているが、 右に入るとなだらかに降り少しで狭い林道? が見えてきた、倒木も有るがしっかりした道なので降って行く。
緩やかに斜面を行くと林道に出る しっかりした道が付いている
突然林道が見えてきた 車は通れないが幅広い道

 事前の調べでは林の中を急降下し、 広い林道に出るとのイメージを持っていたが何処に出るのか?

 広い林道が見えてきて降りると見覚えが有る道だ、 右へ行けば最初に行った登山口だと思われる。
杉の倒木は跨いで通れる 大きな林道に合流した
倒木が有るが通行に問題は無い 幅広い林道に出た、ここは登山口少し手前

 右に少しで登山口手前に有った「捨薙山登山口」の指標に来た、 随分登山口に近い所に戻った物で、「林道分岐登山口まで300m」の指標から、 北へ林道を進んだ所に下山する予定が全く違っていた。

 12時20分車に戻る、これで東白川小学校全校生徒登山の六山を達成。

東白川小学校全校生徒登山 可児からの山歩き
平成18年 寒陽気山  平成18年2月04日
平成17年 手掛岩山  平成17年2月27日
平成16年 捨薙山  平成18年5月12日
平成15年 無反山  平成18年3月08日
平成14年 新巣山  平成18年4月22日
平成13年 尾城山  平成18年4月09日

 付知峡に行き夕森山登山口の確認をし、 滝を見て遊歩道を散策したがシャクナゲは終わっていた。

 その後川上へ行き3号川上川手前に有る、「かたらいの湯」入浴料金400円に行くと 山の中にしては立派な建物が立ち、今は地方の時代なのか田舎の方が大きな設備の施設が多い。

 お湯はぬるっとした温泉らしいものだった、只風呂は狭く10人も入れば一杯になりそうだが 地域の人用の施設でも有りこれで十分だと思われる。

 山頂迄の前半は登山道も分かり易いが帰りのコースはかなり笹が深くて戸惑う、特に山頂から 下り最初のコブを左に曲がる所は笹が深く分かり難い、只しそれ以降は矢印指標が立つ。

 見所は余り無い山だと思われるので、 地形図を手にルートファインデイングを楽しんではと思う。


本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
書き込みの赤破線はこの辺りを歩いたと言う思い込みで合って無いかも
  確認出来た山:  無し

    出会った花:  無し


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