111 無反山
(むぞれやま)889m
宮山 (お山様)
(みややま)917m

H18年3月8日
9時40分〜12時20分
岐阜県白川町
曇り時々晴れ
”尾根続きの道は
 分かり易いが
 林の中で単調だ”
広く開放的な無反峠
無反峠
 今日は晴れて暖かくなるとの天気予報に、山に行く事にする。

 花粉の飛散が心配なので未だ多く飛んで無いと思う、 東白川の無反山にした。

 この山の登山口の無反峠(大野峠)迄は、 舗装道が続いている様で普通車でも問題無さそう。

 8時10分家を出て21号を伏見から兼山を通って川辺に走り、 351号に左折し新山川橋で41号に出た。

 順調に走り41号白川を右折直ぐ右の68号に入り、 藤井で左折70号を黒川集落に進む。

 バイパスに行かず直進し街中に入る、左に町の案内が有り確認すると 目標は黒川中学校。

 少し進むと黒川中学の案内が有り左に上ると分岐に来た、 直進の先に黒川中学校の案内が見られる。

峠の中央に登山口が有り分かり易い
無反峠の登山口
 学校に入らず左に曲がりどんどん登って行く、 かなり痛んでいるが舗装の道が続いた。

 右に新しい舗装の道が有り、佐久良多神社の案内が見られる。

 その先に分岐が有るが左は通行止めとなっていて、 右に進むと暫くで無反峠に着いた。

 峠はかなり広い場所で車を止めても通行の邪魔にはなら無い。

 「無反山登山口」の案内が有り、道路の法面に階段が付けられている。

 9時40分登山開始するが、 周辺には一台も駐車されて無く登山者は居無い様だ。

 緩やかに登って行くと、直ぐの所の登山道脇に廃屋が覆い被さっている。
檜の植林帯 かなり通り難くなっている
入って直ぐはなだらかな檜林 廃屋が登山道に倒れている

 少し進むと急な登りになってきて、 一歩一歩登って行く道は良いが同じ勾配の急斜面が続き苦しい。

 振り返ると「宮山(お山様)」が綺麗な富士の形をしているのが見えている。
特長の無い第一ピーク 道は明瞭に付いている
最初のピーク762mP地点 又尾根を登って行く

 10時丁度762mPのコブに登ると、 道は緩やかになり周囲は雑木林となった。
太い木があると林が締まる
太い木も混じる植林帯

 尾根の道は一本道で分かり易いが、 周囲は林の中で眺望はずっと得られて無い。
このピークも何も無い どうしてこのような道となるのか?
第2ピークの石柱 盛り上がった登山道

 見晴しは無く花も咲いていないので単調だ、 又もコブに来たら低い石柱が有った。
松の木が混じった道
なだらかな道
斜面の道は狭い
左山の狭い道

 暫く進むと岩が出てきて右の北方面が開けているが、 完全に霞んで近くの山しか見えず眺望は駄目だ。

 岩の間を通ったりして進むと顕著なピークが見え、 左に道が有る様だが真っ直ぐ登って行く。
天気は良いのだが全く霞んでいる
霞んでいて近くの山しか見えない

 10時20分834mPだと思われるコブに着いた、 この付近も北方面開けている所が有る。
巻道は2箇所ある 背丈は低いので道は解る
小さなコブの巻道 ここだけ笹が密集している

 立ち止まっただけで降って行くと左から道が合流、 やはりコブを避けるトラバース道が有る様だ。
もう少しこのような自然林が多いと良いのだが
自然林は良い

 一旦降り自然林となると平坦な道を行く、 休みたくなり岩を見つけて腰掛けて休憩する。

 その先少しで又小さなコブが有るが右にトラバース道が付き、 狭いがしっかりした道。
分岐は良く見れば進む道は解る 越える事が出来ないので山側に登り通過
分岐が時々有る 登山道を塞ぐ倒木

 倒木が登山道を塞いでいて、 ここは山側に大きく登り倒木を避けて通過する。

 いよいよ最後だと思う登りに入り、 急だが少しで社が見え10時50分「無反山」山頂に着く。
林の中の山頂 回りに小学生が持って登った石が置いてある
無反山山頂看板と社 東白川小学校の全校登山標柱

 檜林の中の山頂で眺望は得られ無い、結構大きな社は古くて由緒有りそうだ。

 社の前に三等三角点「大栃山(おおとちやま)」と、 横に東白川小学校の全校登山記念の標柱が有り、一本は平成9年もう一本は平成16年となっていた。

 平で広い山頂だが林の中で暗く居心地は悪い、 昼食には早くアンパンを一つ食べ11時20分下山開始。
片側だけでも自然林だと明るい
山頂下は片側植林

 834mPコブはトラバース道を通りどんどん降る、 止まって見る物も無い。

 最後の急坂に戻ると向かいの宮山が美しく見え、 「こっちにもいらっしゃい」と呼んでいる。
端正な形が信仰の対象になったのかもしれない
最後の急斜面から「宮山」

 12時20分無反峠に戻って、 峠で昼食を取り折角呼んでいるので宮山に向かった。

 無反山の反対側の法面に斜めに坂道が出来ていて登って行くが、正規の道では無さそう、この辺り木が伐採され低い潅木帯だ、道は非常に薄い状態だがそれでも拾う事が出来る。

山の上とは思えない程手が入っている
社殿と右に大杉
 足の裏に痛みが出てきた、このまま少しずつ痛みが増して行く気がした。

 未だ登り始めた所でこの様子では山頂迄無理だ、 歩いて宮山に登るのはさっさと諦める。

 車で黒川方面に降り、 途中の佐久良多神社(さくらたじんじゃ)の道に入って行く。

 出来たばかりで路面の良い林道を進むと、 「美智子妃殿下記念植樹」の碑が見られた。

 左上に宮山山頂が近付いてきて右側開けたが霞んでいて駄目だ、 良い時はどんな眺望が有るか興味が沸く程開けている。

 林道分岐に来て左の山頂方面に登ると、 少しで大きな社が見え佐久良多神社奥社に着いた。

 広い駐車場の上に社殿と横にトイレが有り、 社殿の右には一本の大きな杉の木が聳えている。

 大杉には説明書きが有り、 里宮に有る大杉より大きいと思われると書かれていた。
立派な社殿 大きな石碑、藤井孝男の名がある
佐久良多神社奥の院社殿 平成15年4月参道竣工記念碑と書いて有る

 本殿迄新しい階段が出来ていて、数えて登ると115段。
真っ直ぐの階段 三等三角点は埋もれている
佐久良多神社奥の院本殿への階段 三等三角点「笹畑」

 本殿に参拝し裏に回ると、 埋もれた状態で三等三角点「笹畑(ささばたけ)」が有った。
こちらの大杉のほうが古いかもと書いてある
佐久良多神社奥の院全景、右に大杉

 ここに有る説明には、この山の名は「お山様」となっている。

 登山道を探したが駐車場の奥に薄い道が有るが、 はっきりした登山道は見付けられなかった。
里の神社 こちらの杉の方が太いと思う
佐久良多神社と大杉 大杉の太い幹

 黒川に降り里宮にお参りする、 ここの大杉の方が立派に見えたが実際はどちらが大きいのか?

 無反山は登山道に変化が無く殆ど植林で飽きて来る、花も少ない様に思え余り登られ無いと思う、宮山は山頂迄車で行ける様になり、近くの「大山白山」と同じイメージで山歩きの対象では無い。

 4月6日に白川方面を走っていて、 宮山が眺望が良いと言われている事を思い出し車で登る。

 奥の院本堂への階段の右の道を突き当りに進むと木の間に御嶽山が見え、他方面は杉の木に隠れ見えず眺望が良い山頂では無さそうだが、他の場所が有るのかも。

御嶽山  宮山(お山様)山頂にて  2006、4、6
御嶽山アップ  宮山(お山様)山頂にて  2006、4、6


本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
確認出来た山:  ・宮山(お山様)


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