122
新巣山
(しんすざん)
973m
H18年4月22日
10時〜12時40分
岐阜県東白川村
曇り後晴れ
 ”笹が茂り
道は隠れ気味で
 間違い易い”
 雨が多く降り谷コースの山は避け、 尾根コースだけで登られる新巣山に行く事にする。

 この山は真紅の花を付ける国指定天然記念物、 「越原(おっぱら)のハナノキ自生地」近くの山だ。

 中部地方の小区域に生育とされ珍しく、花の咲く4月末~5月上旬には混雑が予想され、今なら未だ花は咲いて無いので通行に問題無いと思われ行ってみよう。

左の角に登山口の指標
新巣山登山口はここを右に入る
 8時20分家を出て、 41号白川で62号に入り東白川道の駅先を右折359号へ。

 橋を渡り右折し大明神川沿いの桜並木を通り、 長閑な集落を見ながら行くと「越原ハナノキ自生地」の案内が有り左折した。

 どんどん入ると民家は無くなり、給水タンクを左に見てなだらかに変わる。

 左に駐車場と思う道の脹らみが有りその先少しで未舗装となるが、 ここがハナノキ自生地で木道が作られていた。

 ハナノキ保護の為付近未舗装とし、 花は「赤みが付いてきた」程度で満開は少し先。

 先に進むと舗装道となり暫く走ると右に「新巣山登山口」の案内が立ち、 右に入り直ぐ脹らみが有り駐車出来るが、シートで覆われた重機が置かれているので止めなかった。

 舗装道に戻り少しハナノキ自生地寄りの道の脹らみに駐車、 近くに脹らみは何箇所も見られる。
手彫りの指標 林道を行くと右にスペースが有る
左に「新巣山」登山口の案内 右の青いシートの所に駐車可能

 10時歩き始めて真っ直ぐの平坦な道を進むと、少しで右に新しい林道が作られていたがやり過ごして直進し、林道終点に行くとUターン用のスペースの有る所に来た。

 ここに1台程度なら駐車しても、他車が入ってきた時Uターンは出来そうな広さが有る。
ここの右手前に登山口がある 暗い所で少し奥に指標が立っている
林道突き当たりの広場 見逃した右の山に有る登山口指標

 正面と右に同じ様に溝状の道が見られ、 山頂は右の尾根方向なので右手の道に入った。

 少し進むと湿った笹の道となり歩かれている様に思え無い、何とか登れるので無理に上ると、直ぐ先右から登山道が来ているので登山口で見逃したのか!
左にも道が付いている様に見える こぶに上がらずに行く
鞍部に上がると右への矢印 右山で笹の中を行く

 ここに⇒の指標が有り右の尾根方向を指しているので間違い無い、笹の中に道が有り862Pに上がらず、右山でトラバースする様道が付いていた。

 然し笹が茂って来ていて少し歩き難いし、登山道も見付け難くなっている。
結構深い笹 尾根上は道は拾いやすい
笹が深くなって分かり難い 尾根になると少し分かり易くなる

 尾根に上がると少し分かり易くなったが、杉の植林帯で眺望は得られ無い。

 次のコブは左山で進むと、前回登った「尾城山」が見えるが写真となる程開けて無かった。
笹も低くなった
写真に撮れる程見えていない 最初の内はピークを全てトラバースする
少し明るくなり樹間に尾城山がチラリ 又右山でコブをトラーバース

 又次もコブに上がらずに、右山でトラバースする道となっている。
尾根なので道は大きく間違う事はない
笹が深くなった適当に降る

 降りになると尾根が広くなり、 笹が深くなって道が分かり難いので適当に降って行く。

 鞍部に来ると右の奥に赤いテープが見える、こちらからも登山道が有るのか?
鞍部にあれば良いのに少し先にある
鞍部に来て少し先に有る矢印指標 広々とした所

 真っ直ぐの先に又⇒の指標が立てられて、右山で暫く進むと尾根の登りとなり息を切らしながら登り、大岩の間を抜けて進んで行く。
この辺り急登が続く 右奥に見える
大岩の間を抜けて行く この岩は何に見えるか?

 右に大岩が有り何に似ているかと妻と話しながら登るが、 二人共思い付か無い。

 次のコブが山頂かと思いながらピーク近くに来ると、右に未だ道が続いてそちらが高くコブに上がるも何も無く、右に曲がり少し降り登り返すと10時55分「新巣山」山頂に着いた。
狭い山頂 平成8年と14年の登山記念標柱
「新巣山」山頂 二等三角点「越原」と東白川小の標柱

 二等三角点「越原(おっぱら)」と東白川小学校の登山記念標柱、 それに手彫りの山名板が有る。

 狭い山頂は林の中で湿気ているが他に休む所が無い、奥が切り開かれているが良い所は無さそうで、三角点の前に笹に隠れているが平たい石が有りここにシートを敷き休む。

 未だ11時近くなので食事は止めて、 コーヒーとバナナ・大福を食べるが虫が寄ってきて煩い。
気分良く帰って行く
天気が良くなり強い日が射してきた

 11時30分下山開始すると、日射しが強くなり天気が良くなってきた。

 暫く降ると前方に恵那山が見え、 木の間には奥三界山方面の山々もちらちら確認出来る。
林の中から見える
越道峠からの登山道から見える「恵那山」
かなり混んだ林の中から見える
越道峠からの登山道から見える「奥三界山?」

 左に真っ白な御嶽山も見え、登ってきた時は見落としたと思いながら降ると狭い林道が下に見えこれは完全に間違って、越道峠(こいどとうげ)からの登山道を降っている。
木が込んでいてアングルを捜さないと写らない
越道峠の登山道から見える「御嶽山」

 この場所は明るくて気持ちの良い所で休憩や昼食に良い場所だ、 山頂から直ぐなのでお勧め。

左の角に登山口の指標
キブシ
 登り返しコブに戻ると登った時に山頂かと言っていた場所で、 左に下らねばなら無いのを右に入ってしまった。

 山頂側から降ると我々が進む方向は小枝が少し積まれ、 入らない様にとの合図に見える。

 休み無しで降り登山口が近いと思っていたら、 テープは付いているが又道が無くなった。

 そう言えば一番下のコブは上がって無く、トラバース道だったと思い出す。

 コブに上がっているので違い、 道の無い所を斜めに歩き最初の⇒指標の鞍部に進む。

 朝登ってきた谷に降りず、 手前に付いている正規の道を降って林道終点の広場に戻った。

 ここに登山口の指標が立てられているが少し奥で暗く見逃した、林道を歩いて12時40分車に戻る。
大きく開けている
恵那山(東の林道にて)

 福岡の満天星温泉(入浴料300円)に入る為、 東側の林道を走ると開け御嶽山~恵那山迄見えた。

 新巣山に登らなくても、こちらの方がすっきり見える。
木が少し邪魔をする
御嶽山(東の林道にて)
ハンググライダーが飛んでいた(東の林道にて)

 このコースは余り登られて無い様で、笹がかなり茂り未だ拾えるがもう少し深くなると苦労しそうだ、登山道は植林帯の中で特に見所は無いと思う。

 現在は殆どの方が簡単に登れる恵北林道の、越道峠(こいどとうげ)ルートで登られている様だ。



本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
  確認出来た山: ・御嶽山  ・奥三界山?  ・恵那山


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