210 | (にゅうがさやま) 1,955m |
H19年7月24日
10時10分〜12時40分 長野県 富士見町 晴れ |
"360度の大展望 特に八ヶ岳は 見応え有り” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
八ヶ岳の硫黄岳に登ろうと夏沢鉱泉に宿を予約、
宿は桜平の駐車場から歩いて30分の為近い入笠山に寄って宿に入る事にする。 多治見ICで中央高速道に入るが天気は曇りで、 恵那山トンネルを抜けると少しずつ良くなってきた。
北に行く程天気は良くなり、 入笠山は前回霧で全く眺望は得られなかったので期待が脹らむ。 前回杖突峠から入ったが、 今回は富士見からと中央道諏訪南ICで下り20号を南下。 富士見駅の手前信号を右折し、富士見小を右に見て山に入って行く。 舗装道をくねくねと曲がりながら高度を上げて行くと、 途中八ヶ岳がくっきり見えていた。 湿原は後にして先に山頂にと、 突き当たりを左に上がりマナスル山荘前の登山口に駐車する。 車は4台止っているが駐車スペースは十分余裕が有り、 単独の女性が登山口に向かった。 10時10分歩き始め正面の道から入らず、 ゲレンデ跡のお花畑際の道を登るが特に花は咲いて無い。
正規の道に合流し牧場の柵を見て岩場コースと首切り清水合流コース分岐に来た、 距離の短い岩場コースに入るが、 岩場と言っても小さな岩が有るだけだが鎖が付いていた。 前回ズミやレンゲツツジが咲いていた道は、 ハクサンフウロ・キバナノヤマオダマキ以外花は殆ど無い。
二等三角点「入笠山(にゅうがさやま)」の有る山頂に上がると、 360度開け大展望が得られている。
近い八ヶ岳が特に素晴らしい、勿論明日登ろうとしている硫黄岳も確認出来た。
八ヶ岳の右には富士山が見えて、そして甲斐駒ケ岳・鋸岳・仙丈ヶ岳と続く。
反対側には北アルプス穂高岳や槍ヶ岳が確認出来、 その左は乗鞍岳だが御嶽山には雲が掛っている。
その左は中央アルプスの山々が続き、 諏訪湖の先は北アルプス北部の山だが霞んでいて良く分から無い。
7〜8人の団体と登山口で会った単独の女性とご夫婦、 我々で計13名だが山頂は広く未だ余裕が有る。 山を同定しながらゆっくり眺望を楽しむ、 斜面を見るとハクサンフウロが集まって咲いていた。
岩の所に黄色い小さなキンバイソウが咲き葉の形からイワキンバイ、 なかなか美しいお花畑を作っている。 小さな白い花が見られてナデシコ科のオオヤマフスマ。
大きな声で歌を唄っていた7〜8人の団体が下山して行った、 迷惑な集まりが有る物で山は静寂が一番。 マナーの良いグループも有るが、 道を譲らなかったり大声で話して登山者の顰蹙を買うのは団体が多い。
首切り清水方面からもっと大勢の団体が登って来たので下山する事にした、 小学高学年と思われる団体が来るのに会いながら駐車場に戻り、 車はそのままで入笠湿原に行く。 途中の林の中に鮮やかな黄色の花が見られサワギクのようだ、 ウツボグサも随分目立った。
湿原に下りて行くと一つのグループがシートを広げていたが、 その他に人は居なくて静かだ。
前回スズランで埋め尽くされた斜面に花は無く、 反対側にノハナショウブが咲くが余り目立た無い。 木道を回ってみたがバイケイソウが咲いていただけで見所が無く、 12時40分車に戻った。
大阿原湿原を覗こうと行ったが、 入り口駐車場に小学生の団体が座り込んで占拠し入れず止め、 硫黄岳登山口の桜平の駐車場に向かい、途中の三井の森別荘地内の店で昼食を食べた。 前回の6月より花は少ない、この山はやはりスズランが咲く頃が一番華やかな様子。 昨年辺りから6月の一部土日は、 通行規制がされ車で上迄登れ無くなっているようです。
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出会った花: ・キバナノヤマオダマキ ・ハクサンフウロ ・イワキンバイ ・オオヤマフスマ ・ウスユキソウ ・キリンソウ ・ウツボグサ ・サワギク ・ノハナショウブ ・バイケイソウ ・アヤメ |