「深山樒」    ミカン科ミヤマシキミ属
「アケボノミヤマシキミ」    岐阜県下呂市 高天良山にて (2006.4.28)
急登を喘ぎながら登り主尾根のなだらかな道を行くと、ミヤマシキミが多く見られる 様になり、
蕾が赤い色の「アケボノミヤマシキミ」が一株有り、少女が紅を差している様子で 可愛い花!

ミヤマシキミと同種で赤い色の花を付けたのを、アケボノミヤマシキミとし本写真は 特に赤い。

    山歩き記録 ⇒高天良山
「ミヤマシキミ(雄株)」    岐阜県山県市 北山登山道にて  (2003.4.27)
林道をかなり入り「北山」登山口に着くと林道際に花が咲き、登山道脇は色々な花が楽しめた、
この花は登山口から荒れた沢沿いの道が続き、途中の道沿いに咲いていたが花の数は少ない。

本州関東地方以西及び四国・九州のに林下に自生の常緑低木で、3〜5月頃白色の花を付ける。

花は枝先に半球状円錐花序を出し多数付け、直径約1cm長楕円形花弁4個が平開し、雌雄異株
で雄株は多数雌株は疎らに付け写真は花が密に付き雄株で、花から良い香りが漂う。

雄花は雄蕊4個で雌蕊は退化、雌花は仮雄蕊4個雌蕊1個で柱頭が四角形で浅く4~5裂し萼は
浅く4裂、果実は直径8~10mm球形核果で秋に赤色に熟し、春迄見られ楽しめるが実は有毒。

茎は直立するが高さ0.5〜1.5mと余り高くならず、足元近くに多く目立たず良く枝分かれし、
葉は枝先に集って付け輪生に近い互生で長さ4〜9cm長楕円状披針形の全縁で皮質、表面
光沢が有り腺点が散在。

名前のシキミは葉がモクレン科 「シキミ」に似て付く、但し本樹はミカン科で花や果実は全く違う、
尚「深山(みやま)」は深山と言う程の場所で無い低山も見られ、林床に生育で「深山」と付いた?

          山歩き記録 ⇒北山
「ミヤマシキミの花と実(雌株)」   岐阜県美濃市 今淵ヶ岳登山道にて(2002.4.20)
板山集落奥の「瀧神社」は名前の通り神社の下に 「権現滝」が有り、神社右手の林道を上がって行く、
荒れた地道を2〜3回カーブすると、送電鉄塔巡視路の杭が立ち手書きの「今淵ヶ岳登山口」案内が
有り、変化の有る自然な登山道を登ると、花と実が近く1枚の写真に入るミヤマシキミが見られた。

雌雄異株で雄株は花を密に雌株は疎らに付くとされ、従って写真はシキミの雌花で雄花が無いと結実
しないとされ、近くに雄花が有ったのか?

         山歩き記録 ⇒今淵ヶ岳
*ミカン科ミヤマシキミ属   ・ツルシキミ


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