62 | (いまふちがたけ) 1,048m |
H14年4月20日 11時15分〜14時40分 岐阜県美濃市 曇り |
”静かさと 自然が一杯 これぞ美濃の山” | |||||||||||||||||||||||||||||||||
花粉症は良くなるが体調優れず山に登る自信が無い、
然し新緑の季節で今淵ヶ岳に行ってみよう。
美濃加茂を北に63号を北上し、 野球の川上哲治や星野仙一が修行した伊深の「正眼寺(しょうげんじ)」の前を通り 286号から80号に入り美濃市街へ行く。 町に入る手前三叉路で美濃市運動公園に右折し、 突き当たりを左折し156号に出た。 右に直ぐ新美濃橋で長良川を渡り、81号を右の洞戸方面へ川沿いに進む。 天王山からの道を過ぎると右に瀧神社の看板が有り、 橋の手前を乙狩川沿いに山に入って行った。 板山の集落を過ぎると民家は無くなるが、 道の舗装は続き神社の石段を右にやり過ごし登る。 道なりに進むと瀧神社に着いた、 神社手前のスペースに2台の車が止まっているが人は見られ無い。 瀧神社奥の少し降った場所に有る権現滝を見に行く、 「岐阜県の滝百選」の滝だが暗い感じでこれはと思う程では無かった。 戻り車で林道を上がり2・3回カーブし、 大きく左にカーブする所に車が3台止っている。 ここが登山口の様子、 黄色い送電鉄塔の巡視用標識が立ち薄いが「今淵ヶ岳登山口」と書いて有った。
11時15分小さな石積みの有る登山口に入り、 暗い林の中を沢音を聞きながら登ると狭い沢を渡る。 その先少しで巡視路の標識が立ちマジックで「直進×右今淵ヶ岳」 と書かれて、山専用の標識は設置されて無さそう。 右に少し広い沢を石や木の根を足場に渡り、 歩き難い谷間のガレ場となるが距離は短い。
その先檜林の急斜面となりジグザグに登って、
11時30分切り開かれた150号鉄塔に着いた。
林の中眺望の無い尾根道をどんどん登って行く、 自然のままで変化が有って面白い道が続いた。 男性が降ってきて、 「人が入ら無い山だと思っていたが10人と出会った」と驚かれていた。 山頂から矢坪ヶ岳に向かった、4人のグループも居たとの事。
背後の眺望が得られる所も有り、 下の鉄塔の方向と同じだが標高が上がった分大きく開けている。 12時15分かなり暑く汗びっしょりになって、 モミの大木に着いたが眺望は広がって無い。
只この辺りから風が当たるようになり少し楽になるが、 体調不良の為か苦しくなって来た。 雄株のミヤマシキミの花が咲き、 近くに雌株のミヤマシキミの花と横に赤い実が付いた株が有る。
ミツバツツジもこの辺りから花が残っている様になり、 所々パッと華やかな景観が楽しめた。 南西が開けた見晴らしの良い所に来た、 曇天と霞みでくっきりでは無いが山並みが広がっている。
夫婦と思う下山者に会うと「もう誰もいない」と言われた、 12時過ぎに山頂に向かい当然か! 落ち葉が一杯の落葉樹林に入ると優しい新緑が広がり気持ちが良い、 秋の紅葉も楽しめそうだ。 只登りは急で苦しい、 カタクリの群落が見られてこれが続いているが殆ど開いて無い。 13時山頂に着いた、 小スペース中央に三等三角点「今淵岳(いまぶちたけ)」と山名板が有る。 山名は「いまふち」と濁らないが、 点の記では「いまぶちたけ」で「ヶ」も入ってい無い。 周囲は檜や他の木に囲まれ展望は得られず、 唯一北方面が開けて僅かに瓢ヶ岳が望める。 誰もいない静かな山頂は、 直ぐ近く迄小鳥が遊びに来るので暫く楽しんだ。
雨が降ってきそうで又汗が冷えてきて少し寒くなり、 13時30分降り始める。
所々踏み跡が薄く分かり難い所も有るが、 尾根道を降れば良いので戸惑う事は無い。
登山口近くにヤマブキが満開で咲いていて、 登る時は見過ごしていた様子。 神社の境内にはシャクナゲの大株が有り花も多く付いていたが、天候のせいか周囲暗く綺麗に撮れ無かった。 14時40分車に戻り、帰りは道の駅「ラステンほらど」に寄り山菜セットを買い、 「武芸川温泉ゆとりの湯」入浴料600円に行く。 前に来たオープン早々の時は混んでいたが、 今日はゆっくり入る事が出来る。 山菜セットは「せり・ゆきのした・たらのめ・みつば・あぶらな・しいたけ」で、 夕食時天ぷらにしてビールの摘みとした。 体調不良で苦しい山行となったが、 登山道は自然のままで気持ちの良い山歩きが出来る。 又新緑に包まれると癒され、 体も良くなりそうな気がしているのだが? ⇒別の時に撮った「権現滝」
出会った花: ・チゴユリ ・ミヤマシキミ ・ミツバツツジ ・ヤマブキ ・カタクリ | 確認出来た山: ・権現山 ・汾陽寺山 ・面平山 ・柳島山 ・瓢ヶ岳 |