「深山大根草」   バラ科ダイコンソウ属
「ミヤマダイコンソウ」    秋田県 秋田駒ケ岳にて (2010.7.13)
ミヤマダイコンソウの葉は数多く見られたが終わり掛けで、残っている花は少なかった、
もう少し早ければ一面に咲き誇るのが見られそうだ、然しこの花は他の山でも出会える。

      山歩き記録 ⇒秋田駒ケ岳
「ミヤマダイコンソウ」    石川県白山市  白山にて (2009.8.5)
長い平瀬道で足を使い、室堂から御前峰への登りに随分時間が掛かりやっと山頂に立つ、
立派な山頂石柱が立つ少し先の岩場で休んでいると、剣ヶ峰側下の急斜面に咲いていた。

       山歩き記録 ⇒白山
「ミヤマダイコンソウ」     長野県 八ヶ岳 硫黄岳にて (2007.7.25)
オーレン小屋から赤岩の頭に登り霧の中を硫黄岳に向かっていると、あちらこちらに見られ、
下山は夏沢峠に降ったが、途中迄の岩場に一杯咲いていたが風が強く撮るのが難しかった。

      山歩き記録 ⇒硫黄岳
「ミヤマダイコンソウ」   岐阜県高山市 御嶽山継子岳登山道にて (2005.8.4)
夏季運転のチャオ御岳スキー場リフトを利用、標高差約500mを稼ぎ登るも急登に負け途中で戻る、
この花は急斜面を登っている途中に咲いていて、丸い大きな葉の中に小さな黄色い花が咲き面白い。

北海道及び近畿地方以北の高山と四国石鎚山に自生、7〜8月頃枝先に鮮黄色の花を数個付ける。

花茎は直立し高さ10〜30cm上部で疎らに枝分かれし、先端に花を付け大きさ1.5〜2cmの
5弁花で、花弁は丸くて先が少し凹み花弁同士が重なり合うのが多く有り、中の雄蕊と雌蕊は多数で、
雌蕊の花柱は先が鉤状(かぎじょう)に曲がり花後も残存。
萼片5個は長さ6~8mm鋭尖の鈍端で、萼片間に長さ3~4mm線形の副萼片が5個付く。

根生葉は茎を抱き奇数羽状複葉で光沢が有り、頂小葉は円形で特に大きく1枚の葉に見え径5〜12
cm、縁に不揃いの鋸歯と切れ込みが有り側小葉は極小さく、茎葉は小さく粗い鋸歯の有る腎円形で
光沢が有り茎を抱き、茎と葉に粗い毛が見られる。

花の名前は一見大きな丸い葉が目立ち大根の葉と違うが、頭大奇数羽状複葉で上が少し大きく下が
小さい大根の葉の付き方に似て、高山に自生で深山「深山大根草(みやまだいこんそう」と付いた。

       山歩き記録 ⇒御嶽山


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