「深山唐松」    キンポウゲ科カラマツソウ属
「ミヤマカラマツ」    秋田県 秋田駒ケ岳にて (2010.7.13)
秋田駒ヶ岳行きの乗り場「アルパコマクサ」からバスで八合目迄上がり、山頂を踏み左回りで周回し、
帰りコマクサの咲く焼森を過ぎ花が多くなると、ピンクの花弁が混じるミヤマカラマツが咲いていた。

カラマツソウとの違いは葉が長楕円で葉先がスーと伸びて、カラマツソウは詰まった感じで丸っこく、
又写真の通りミヤマカラマツは花糸が元は細く先が膨らみ、カラマツソウは同じ太さの棍棒状をする。

      山歩き記録 ⇒秋田駒ケ岳
「ミヤマカラマツ」      富山県 弥陀ヶ原にて (2006.8.1)
室堂に上がったが霧が深く雄山に登る状況で無く、諦め遊歩道が続き安全な弥陀ヶ原に降る事にする。

天狗平山荘を過ぎ暫く進むと少しずつ霧が晴れ、広大な大湿原や遠いが弥陀ヶ原ホテルが見えてきて、
花が殆ど見られないと思い乍「獅子ヶ鼻岩」の有る谷に来たら、俄然花が多くなりこの花も咲いていた。

北海道・本州・四国・九州の山地〜高山の林縁に自生し、5〜8月頃茎の先で枝を分け白い花を付ける。

花は茎先に複数付け大きさ約1cm、花弁は無く雄蕊が多数放射状に付き線香花火のように見え、基部
細く先は少し幅が有り、花柱(雌蕊)は淡紫紅色を帯び数個付き、萼片は広卵形で小さくて早くに落下。

茎は高さ30〜80cmと高くなり、葉は互生し短い柄が有り先に鋸歯の有る卵形で、下部の葉は小葉
が三つ集まり2〜3出複葉、上部は単葉で小葉は時に先が2〜3裂、根生葉は普通一株一枚で長い柄が
有り2〜3回3出複葉で花の頃も残っている。

      山歩き記録 ⇒立山(弥陀ヶ原)
キンポウゲ科カラマツソウ属  カラマツソウ   キンポウゲ科モミジカラマツ属  モミジカラマツ


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