「唐松草」   キンポウッゲ科カラマツソウ属
「カラマツソウ」    岐阜県揖斐川町 白倉岳にて (2009.6.25)
金糞岳山頂から白倉岳に向うと、白いミズキの花が山一面咲いているが他の花は見られ無い、
突然登山道の両側にカラマツソウが集まって咲いていたが(直ぐ上の写真)、日射しが強くて
色飛びし爽やかな感じが出せ無かった。

      山歩き記録 ⇒白倉岳
「カラマツソウ」    長野県茅野市 八島ヶ原湿原にて (2006.8.1)
八島ヶ湿原の東側に回り旧御射山方面に進むと、雌蕊の赤が入ったカラマツソウが咲いていた。

カラマツソウの葉は先端部が広がり浅く三裂、ミヤマカラマツの葉は卵型で葉先が徐々に細くなる
とされるが、一番の違いはミヤマカラマツは葉柄の基部に、円い托葉(小さな葉の様な物)が付く
事が見分けのポイント。
「カラマツソウ」    北海道足寄町 オンネトー近くにて (2005.6.24)
雌阿寒岳山頂からオンネトーに下る道は、阿寒富士分岐を過ぎると少しで長い樹林帯となり、
単調さが嫌になった頃暗い林の中に真っ白な花が咲き、花はパッチリでキリリとしていた。

北海道及び本州・九州の林縁や草原に自生、7〜9月頃茎先に散房状花序を付け白い糸状
の花を多数付ける。

花は大きさ約1cm花弁は無く萼は直ぐ落ち、こん棒状の雄蕊(淡黄色の葯付き)の花糸が
輪状に集合した物で、花の中心に緑色〜紅紫色の雌蕊10本以上、萼片は広楕円で長さ
4mm程だが開花後直ぐ落下。

茎は緑色の高さ50〜120cm中空で上部は良く枝分かれし、根生葉と下部の茎葉は互生し
2~4回3出複葉で、葉柄は長さ5~15cm小葉は長さ0.5~3cmの倒卵形で先は浅く
3裂し丸い鋸歯、裏面はやや白っぽく脈が隆起する。

花の名前は糸状の花がマツ科カラマツ属の木本の唐松の葉に似て、草本で「唐松草」と付く。

      山歩き記録 ⇒雌阿寒岳
キンポウゲ科カラマツソウ属  ミヤマカラマツ   キンポウゲ科モミジカラマツ属  モミジカラマツ


TOP 花TOP