「舞鶴草」    ユリ科マイヅルソウ属
「マイヅルソウ」     岐阜県中津川市 唐塩山登山道にて (2009.6.1)
木曽越林道の最上部に有る登山口から歩き始めると直ぐ、ユキザサとマイヅルソウが咲き、
唐塩山から前山に進むと、標高差は少ないが急なアップダウンが続く結構厳しい道となる。

花は登山道途中の四等三角点「厚谷(あつたに)」の手前に、ツクバネソウと共に見られた。

       山歩き記録 ⇒唐塩山
「マイヅルソウ」    福井県勝山市 赤兎山登山道にて (2006.6.29)
長い小原林道を走った先の登山口より登り始め、暫く上ると白い花が咲いていて目立ち、
この山は土壌が肥えている様で、植物の元気が良く色々な美しい花が見られて楽しめた。

      山歩き記録 ⇒赤兎山
「マイヅルソウ」     岐阜県 大日ヶ岳登山道にて (2006.6.19)
桧峠より登り始めたがスキー場のゲレンデ登りが続き、飽きてきた頃やっとリフト終点に上がり、
その先ブナの多いなだらかな登山道を水後山へ向かうと、道に両側あちらこちらに群生している。

花には遅く花弁が大きくに反り返り、4個の雄蕊と下部円形の花柱が完全に出た様子をしていた。

     山歩き記録 ⇒大日ヶ岳
「マイヅルソウ」      岐阜県 能郷白山登山道にて (2001.6.3)
能郷集落最奥の集落を過ぎたかなり奥に有る登山口から、沢を渡り尾根を登っていると咲いていた。

北海道〜九州の山地上部から亜高山林下に自生、5〜7月頃枝を分けた茎先に白色の花を付ける。

花は総状に10〜20個付け大きさ4〜5mmの楕円形花弁が4枚、4個の雄蕊は四方に開き中央に
花柱(雌蕊)1個、花弁は開くと徐々に反り返り蕊が目立つ。

茎は細くて滑らかで高さ5〜15cm、葉は卵心形全縁の緑色で湾曲した脈が有り長さ3〜7cm、
質は薄く基部深い心形の先は鈍尖形で、茎の中部~上部に2~3枚互生し湾曲した脈が見られる。

花後実は赤紫色の斑模様から透き通った真っ赤となるが、酸味がしてその後苦味が来て不味い。

北海道~中部地方の亜高山以上に自生のヒメマイヅルソウは、小型で葉の裏や茎に突起状の毛が
有り区別する。

 花の名前は
   ①葉の形や葉脈の様子を鶴が舞っている姿に見立てた。
   ②白くて小さい花が咲き乱れる様子を、鶴が舞う姿を遠くから見るとこの花の花穂に見える。
 の二説有り。

       山歩き記録 ⇒能郷白山


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