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大日ヶ岳
(だいにちがたけ)
1,709m 「桧峠コース」
H18年6月19日
8時10分〜15時50分
岐阜県郡上市
晴れ時々曇り
”鎌ヶ峰~山頂迄の
  稜線を見ると
  歩きたくなる”
 暑い日が続いている!涼しい山は無いかと思うが遠い所ばかりだ。
広い駐車場が有る
登山口標柱の立つ桧峠
 桧峠から大日ヶ岳は尾根歩きで涼しそうだが、 ウイングヒルズ白鳥スキー場のゴンドラは月曜日休業で動いて無い。

 ゲレンデ歩きが暑いのではと心配するが、 火曜日以降天気が崩れそうだ。

 それにゴンドラが出来る迄皆さんが歩いた道程を、 経験したいとの思いも強い。

 ばてた時は鎌ヶ峰で戻れば良いとし、 6時20分家を出て東海北陸自動車道を御嵩ICで入り北上した。

 白鳥ICで降りるか迷ったが、 早く着くのではと高鷲ICで降り156号を戻り314号に右折する。

 スムースに走り登山口の桧峠に着くと、 小屋の後ろの駐車場には1台車が止まっていた。

 8時10分駐車場奥に立つ立派な登山口標柱から歩き始めるが、 予報通り天気は良さそう。
殆ど登らない水平な道 稚児百合
なだらかな幅広い道 チゴユリの群落
 杉林の中の幅広い道を入って行くと、 チゴユリの群落が見られたが花が小さいので美しさは感じ無い。
杉が大きくなっていて非常に暗い 祠の前の平たい石は大きい
杉の植林帯で暗い道 祠が奉られている
 変わらず平坦な道を進むと祠が有り今日の無事を願った、大きな平板石が見られ水場も有る山伏の行場で、奈良時代の僧「泰澄大師」が白山で修験道の修行を行った際、この石で休まれた謂れが有るとの事。

 この石以外「国境宿の遺跡」らしいのは見当たらず、 一帯は杉が茂り暗い場所になっている。
小葉の冬苺 少し登りだすと自然林になる
コバノフユイチゴ 自然林となってきた

 自然林となり少し登りになると足元に白い花が咲いていて、 丸い葉に特長有るが花の形は苺の花だ。

 スキー場のコースに出て、 登山道はゲレンデの右端に有り時々木陰を登る事になる。
スキー場のコース途中に出る スキー場のゲレンデは痛々しい
スキー場に出る 白鳥高原スキー場と「毘沙門岳」

 暑さを心配していたがこれは助かりそうで、背後に白鳥高原スキー場と毘沙門岳が見えてきた。

 暫く登ると遥か遠くにリフトの終点が確認出来るが、未だかなり距離が有り遠い。
微かに見える程遠い 谷空木
遥か遠くにリフト終点の小屋 タニウツギ

 花はニガナが目立つだけで他には見当たら無い、道は歩き易いが一本道で単調さには閉口する、時々日向になるが殆ど日蔭だが暑く、時々涼しい風が吹き抜けるのが嬉しい。
単調な登りで嫌になってくる 前方大きく開けている
近くなったリフト終点の小屋 リフト終点はベンチが有り休憩に良い

 タニウツギのピンクの花が咲いているがこの木も1本だけ、 リフト終点が近くなってきた。

 スキー場コースから離れ林の中を一登りで9時25分リフト終点広場着く、ベンチが有り座って休憩、前方には毘沙門岳が見えその右は野伏ヶ岳だと思うが霞んでいる。
霞んでいなければ大展望 スキー場関係者が刈っているのだろう
リフト終点ベンチから「毘沙門岳」 新たに笹が刈られている登山道

 ここから笹が刈られた階段状の急な登りとなってきて、 切り口から最近笹が刈られた様子。
なだらかな道で一息入れられる 数は多いが痩せている
ブナの多い林の中を行く マイヅルソウ

 少しでなだらかになりブナの多い落葉樹の道となると、 マイヅルソウが一杯咲いている。
特異な形の峰がチラチラ見え出す 大日ヶ岳の山頂はどのコブか解り難い
ちらっと「鎌ヶ峰」 ちらっと「大日ヶ岳」

 暫く平坦な林の中が続くと、 チラチラと「鎌ヶ峰」や「大日ヶ岳」が見え始めたが未だ随分遠い。

 大岩の横を通り林から抜け出すと前方に鎌ヶ峰・大日ヶ岳、 振り返ると登って来た尾根が見えている。
ずっと陽射しを浴びて行く 小さな広場だが休憩するにはここが良い
道は良いが日が当たり暑い 「水後山」の三等三角点「三方崩」

 10時15分「水後山(すいごやま)」に着いた、 三等三角点「三方崩」の有る山頂はかなり狭い。
 *点の記は傾斜扱いで成果閲覧停止中だが、読みは「さんぽうくずれ」だと思う。
  尚白山に近い「三方崩山(さんぽうくずれやま)」2,059mの二等三角点は点名「三方崩岳」。


 休んでいると虫が一杯寄ってくる、 虫除けスプレーを出して腕に掛けたら誤って目に入ってしまった。

 痛いので説明書を見ると良く洗うようにと書かれて水で洗うが、 幸い暑さを考え多めに水を持っている、この暑さならそんなには必要無さそうで目を洗う事が出来たが、水が貴重な時は困ったと思う。
直ぐ先に鎌ヶ峰が見える 大日ヶ岳は未だ遠い
水後山より「鎌ヶ峰」 「鎌ヶ峰」と右奥「大日ヶ岳」

 ここからも鎌ヶ峰と大日ヶ岳が見えている、 少し進むと左に残雪の山がチラッと見えた。

 緩やかにアップダウンし進むと前から単独の人が降って来る、近付くと若い女性で「早いですね、もう大日迄行って見えたんですか?」と聞くと、「そうです」との返事。

 「暑いし先の鎌ヶ峰で帰ろうと思っているんです」と言うと、 「この先案外簡単だった」と言われた。「それなら頑張ろうかな」と言い別れた、 単独でこのコースに来る女性なので経験十分な人だと思う。
一旦下って急登する
鎌ヶ峰への急な登り

 視界がぱっと広がり鎌ヶ峰が目の前に見え、 かなりの急登の様だがルートが見えるとファイトが沸く。

 それにしても絵になる風景だ!大きく降り急登に掛り息をきらせながら11時「鎌ヶ峰」に着いた、前方に別山が見えているが雲が掛かり、白山は完全に隠れている。
大日ヶ岳への尾根道が見える 眺望抜群の鎌ヶ峰
鎌ヶ峰から「大日ヶ岳」 鎌ヶ峰から「別山」

 眺望抜群で見渡す事が出来るが残念ながら雲が有り又霞んでいる、 ここは狭くて通過点の様な場所。
歩いてみたくなる
鎌ヶ峰から大日ヶ岳への尾根ルート
未だ雪が多い白山からの山波
鎌ヶ峰から「別山」
霞んでいるのが惜しい
左から「小白山」 「野伏ヶ岳」 「薙刀山」

 大日ヶ岳山頂方面尾根道が山頂迄続いているのが見え、面白そうだ行こう!尾根の少し右寄りに付けられた道は右側が切れ落ちて油断すると危ない、余り脇見しながらは歩けない。

 北側が潅木帯の為風も遮られるので暑い、 然し寒い時の事を考えるとこの道の付き方が正しいと思う。
赤物 岩鏡
アカモノ イワカガミ

 岩肌にアカモノの群落が有るが満開はこれからだ、潅木帯の中にイワカガミも見られるが少ない、コバイケイソウは未だ全く花は開いて無く、又痩せたゴゼンタチバナも有った。
登山道が崩れて狭くなっている
登山道の右側は深い谷

 右の深い谷は緑が美しいと思って進むと急降下地点に来た、 降った後の登りのルートがずっと見える。
大きく下る手前からは登山道がくっきり見える
この景観好きですね!

 厳しい登りの様だがこの感じも好きだ! 勇んで降ると白山がチラッと見え雲は取れて来るのか?
御前橘 色んな建造物が有り過ぎの感がする
ゴゼンタチバナ 大日ヶ岳山頂

 一部岩を掴んで登る所も有るが、 全般に登り易い道で11時55分「大日ヶ岳」山頂に着いた。

 一等三角点「大日ヶ岳(だいにちだけ)」の他に石碑等色々な物が有り、 人は単独の男性が居るだけ。
 (点の記では「大日ヶ岳」と漢字表記し、読みは「だいにちだけ」とされ「ヶ」は読んで無い)

 「白山が見えそうで見えないですね」と言うと、「昼食を食べ一時間居るが見えて来ない」と残念そう、色々山の話をして引き止めてしまったが、登って来られた蛭ヶ野方面に先に帰って行かれた。
下りは早い振り返ると山頂は随分先
あっという間に降ってきた(振返り撮る)

 12時50分下山開始し、 大きく笹が切り開かれた道を前方に野伏ヶ岳を見ながらどんどん降る。
疲れた時の登り返しだが、案外楽だった
鎌ヶ峰への登りが待っている

 降り切り鎌ヶ峰の登りに入るが、 思った程苦しく無く13時30分「鎌ヶ峰」に戻った。
帰りは太陽の関係で尾根がくっきり見える
鎌ヶ峰手前から振り返ると今降ってきた尾根が美しい
これから下る尾根もずっと見えている
鎌ヶ峰から帰って行く尾根

 又急降下し緩やかな水後山の登りに掛かるが、今度は結構苦しい。

 やっと「水後山」に戻り腰掛けたと同時に携帯が鳴る、 妻から電話だが息が切れ話しがし辛い、さくらんぼ狩りに信州に行っているが、 「南アルプスも八ヶ岳も綺麗に見えるがそちらはどう」と言う。

 こちらは眺望は駄目だと答える。
ブナ林も朝より美しくなっている
新緑が美しい林

 ブナの多い新緑が太陽の光の関係で朝より美しくなり、 楽しみながら14時50分リフト終点に戻った。
これが辛い
まともに日差しを浴びながらゲレンデを降る

 又もベンチでゆっくりしゲレンデを降って行くが、 朝と違い太陽がまともに当りこれが延々続いて辛い。

 やっと林の中に入りほっとする、 祠の辺りに来ると5人連れの山菜取りのグループが入ってきた、ゲレンデには取り頃のワラビがあちらこちら見られ、あれなら直ぐ袋一杯になりそうだ。
稚児百合 宝鐸草
チゴユリ ホウチャクソウ

 登山口近くのチゴユリ群落地に来るとホウチャクソウが見られ、 これも集まって有るが満開に少し早い。

 15時50分車に戻る。
御嶽山方面は全く見えなかった
左「別山」  雲に半分隠れた「白山」

 直ぐ近くの「満天の湯」入浴料800円(値上げしたように思う)で汗を流し帰った。

 最初のゲレンデの登りは単調で、 ウイングヒルズスキー場のゴンドラを利用すれば省く事が出来る。

 水後山から先は景観が良く山歩きが楽しい、澄んだ眺望の利く日に再度登ってみたい山の一つ。



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本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
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確認出来た山: ・白山 ・別山 ・三ノ峰 ・小白山 ・野伏ヶ岳 ・薙刀山 ・毘沙門岳 ・鷲ヶ岳

  出会った花: ・チゴユリ ・ホウチャクソウ ・マイヅルソウ ・アカモノ  ・ゴゼンタチバナ

           ・イワカガミ ・コバノフユイチゴ


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