「一人静」 「吉野静」   センリョウ科センリョウ属
「ヒトリシズカ」 「ヨシノシズカ」   岐阜県山県市 舟伏山にて (2010.4.21)
舟伏に山イワザクラを見に登った時に咲いて、1枚目の写真は花から光を発している様で面白い。

     山歩き記録⇒ ⇒舟伏山写真レポ
「ヒトリシズカ」 「ヨシノシズカ」   岐阜県揖斐川町 西津汲にて(2009.5.1)
飯盛山から西津汲方面に急降下した先は、美しい新緑のトンネルが続き楽しめる山歩きが出来た、
この花は西津汲山頂手前辺りに咲いていたが、春を楽しんでいるような躍動感の有る写真で満足。

     山歩き記録⇒ ⇒西津汲
「ヒトリシズカ」 「ヨシノシズカ」   岐阜県 北山最高点にて (2003.4.27)
北山の山頂は標高点927mの最高点で無く、手前の反射板に近い開かれた場所とされ、
そこから奥の最高点へ薄い道が続き入ると、途中の岩の傍にヒトリシズカが咲いていた。

     山歩き記録⇒ 北山
「ヒトリシズカ」 「ヨシノシズカ」    岐阜県  国見岳登山道にて  (2003.5.15)
国見峠から花の多い伊吹北尾根を大禿山目指し歩いていると、国見岳手前に固まって咲いていた。

北海道及び本州・四国・九州の山地の林下に自生し、4~5月頃茎の先に穂状に白い花を付ける。

花は4枚輪生状の葉の上に付き、長さ2〜3cmの穂状花序に付け幅4〜5mm、花弁は無く先が
3裂した白い5mm程の線状雄蕊の花糸が水平に多数ブラシ状に付く。

地下茎を出して増え時には小群落を作り、茎は赤紫色を帯び高さ10〜30cmとなり、数本から
多数が集まって直立し数個の節に鱗片葉を対生する。
葉は対生だが二つの節が近く4枚の輪生状に見え、短い柄が有り長さ約4cmの楕円形で、先は鋭く
尖り表面光沢が有り縁に鋸歯が付き、花の終わり頃には長さ9cm程となる。

花の名前は「静御前」と「義経主従」の亡霊がこの花になったとされ、花は写真のように株立ち状に
咲き、静御前が一人で舞っているのと合わないのだが?
これは近縁種の「 二人静(ふたりしずか)」が、花穂を2本以上出すのに対比させ付いたとされる。

別名の「吉野静(よしのしずか)」は、吉野山で舞う白拍子の「静御前」に例えた。

    山歩き記録⇒ 国見岳
*センリョウ科センリョウ属    ・フタリシズカ


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