ハンゴンソウが咲く八島ヶ原湿原
長野県茅野市 八島ヶ原湿原にて (2009.8.25)
蝶々深山から戻り八島湿原を南側に回ると、ビジターセンター近くの湿原側に黄色い花の群落が有り、
キオンかと思ったが葉が一枚で無く切れ込んでハンゴンソウの様子、広大な湿原をバックにして美しい。
北海道・本州中部地方以北の山地の湿原や湿った草地に自生、7〜9月頃茎上部に黄色の花を付ける。
花は小枝を分けた先に散房状笠型に多数付け、花の径約2cmで舌状花4〜7個と筒状花が多数の筒型
総苞長さ5~6mm。
茎の高さ1〜2mと高く草地から抜き出て目立ち、葉は互生し長さ10〜30cm幅10~15cmで
3〜7に羽状深裂、裂片は披針形で先は尖り縁に内側に曲がった鋸歯が有り、葉柄基部に2個小さい
耳状突起が付く、良く似るキオンは葉に切れ込みは無い。
花の名前は
①下痢止めの薬効が有りコレラ発生の折下痢止めに効き、一命を取り止めた人が反魂草と名付けた。
②タバコの代用とし用いられタバコを”反魂草”と言っていたの説は、本種をタバコ代用文献は無い。
③葉が幽霊の手に見え死者の魂を呼び戻す=死者を甦らし反魂草は、本種の葉が特別に手に似る?
と言う事から①の説が有力か?
山歩き記録
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