「糊空木」 「糊木・ サビタ」  ユキノシタ科アジサイ属
「ノリウツギ」 「ノリノキ・サビタ」   愛知県春日井市 築水池にて(2009.8.1)
弥勒山山麓に有る「都市緑化植物園」西側の、 広々とした景色が広がる築水池周回路を歩くと、
糊空木(ノリウツギ)の花が時々見られるが、 時期が悪い様で他には何も花が咲いて無かった。
「ノリウツギ」 「ノリノキ・サビタ」(淡紅花)
「ノリウツギ」 「ノリノキ・サビタ」   長野県茅野市 八島ヶ原湿原にて (2006.8.1)
この時期はノリウツギの花を良く見掛けるが、 最初の写真の様に花弁に紅が入るのは余り観ないが?

紅花の姿は花序が円錐状とは言えない形だった。      山歩き記録 ⇒霧ヶ峰
「ノリウツギ」 「ノリノキ・サビタ」   長野県戸隠村 戸隠山登山道にて(2002.8.11)
「戸隠神社」奥社の直ぐ下に設けられた登山口から登り始めると、歩き易い道が続き花が多く咲いて、
色々な花を楽しみ乍高度を上げて行くと眺望が開け、元気なノリウツギの白い大きな花が咲いていた。

北海道・本州・四国・九州の日当たりの良い山野に自生し、枝先に円錐花序を出し白花を多数付ける。

花は時に薄紅花も見られ、小さな5弁の両性化多数と周囲に直径1〜5cm花弁4枚(時に3枚か5枚)
の装飾花が疎らに付く。

木の高さ2〜4mとなり、葉は対生(時に3枚輪生)し、長さ5〜10cmの卵状楕円形で先が尖り縁
には細鋸歯。

木の名前は樹皮から和紙を漉く時に使う糊を取り「糊空木(ノリウツギ)」、又は「糊木(ノリノキ)」
と付き、北海道で一般に「サビタ」と言うとされ、語源はアイヌ語説や東北地方の方言説が有り、サビタ
の意味は「サワフタ(沢蓋)」とされ、沢を覆い隠す様に繁るからこの名前が付いたと推測されている。

       山歩き記録 ⇒戸隠山
*ユキノシタ科アジサイ属    ・タマアジサイ   ・ミナヅキ


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