「タマアジサイ」
岐阜県中津川市 神坂欅平にて
(2007.8.24)
富士見台に行き帰りに
「神坂大檜」を見ようと、車道を下り恵那山登山口の少し下の広場に駐車、
大檜に向かい歩くとタマアジサイが咲き、上には大きな株が有ったが写真の撮れない位置だった。
本州福島県〜中部地方と伊豆諸島の谷川沿い等山地林内に自生、他のアジサイより遅い8〜9月
アジサイに似た花を付ける。
花は枝先に散房花序を出し、花序は初め総苞に包まれた3〜3.5cmの真ん丸い球形で、その後
総苞は落ち、淡紫色の小さな両性花多数を直径2〜3cmの白い装飾花が取り巻き、花弁及び蕚片
が4〜5個で、雄蕊8〜10個と雌蕊(花柱)は2〜3個。
木の高さ1.0〜2mとなり良く枝別れして若枝には微毛と剛毛が密生、葉は柄が付き対生し長さ
10〜20cmの卵状楕円形の基部円形で、先は尖り縁に歯牙状の細鋸歯が有り両面共短毛が密生
しザラ付く。
木の名前は本種の蕾の状態が苞に包まれ玉の形をして、紫陽花属で「玉紫陽花(タマアジサイ)」。
*この写真は開花後で全く玉状の蕾が無い、上の「月ヶ平」の写真に良く出ている
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