「鳥形半鐘蔓」   キンポウゲ科センニンソウ属
「トリガタハンショウヅル」    岐阜県本巣市 雷倉にて (2008.5.13)
笹や潅木の藪漕ぎが有りやっと山頂に着いたが、山頂部は木が伐採されて殺風景な様子の所で、
眺望も良く無く虫も多く少しで下山開始、藪も降りは楽で順調に下ると黄緑の花が咲いていた。

本州福島県以西・四国・九州の一部山地林縁等に自生の落葉木製蔓植物で他の木に絡んで伸び、
前年の葉脇から長い花茎を出し黄白色〜淡緑色の花を、斜め下向き~下向きに1個付ける。

花は長さ2〜3cmの釣鐘形で、花弁(萼片)4個は先端が少し外側に反り返り、質は薄く先が
広くて丸く外側に白毛が見られ、雌蕊多数を毛の生えた雄蕊が囲む。

茎は蔓性で長さ5m程になり、葉は対生し長い柄が付き3出複葉で小葉は無柄か僅かに柄が付き、
長さ3〜8cmの倒卵形の葉脈が明らかで、上部の縁に粗い鋸歯が有る。

木の名前は最初に高知県の名山とされる鳥形山1,459.7mで見付け、形が半鐘に似て蔓生
植物で「鳥形半鐘蔓(とりがたはんしょうづる)」と付いた。

花後に出来る果実は変わっていで、果実の花柱十数本の先に長い毛を髭状に出す。

     山歩き記録⇒ ⇒雷倉
キンポウゲ科センニンソウ属

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