「猩々袴」   メランチウム科ショウジョウバカマ属
「ショウジョウバカマ」   岐阜県土岐市 深山不動近くにて (2007.3.17)
潮見公園から遊歩道を深山不動に降って行くと沢沿いの道となり、ショウジョウバカマが咲いていた、
然し花の数は多くは見られ無い、この花はなかなか上手く撮れず実際の花の方がずっと美しいと思う。

       山歩き記録 ⇒深山
「ショウジョウバカマ」   岐阜県土岐市 八剣山登山道にて (2007.3.13)
敷島公園野球場から林道を歩いて、八剣山登山口から沢沿いの登山道を行くが余り歩かれて無い。

踏み跡は薄く良く見極めながら進んだ、沢沿いの道なので春の花を期待していたが時期は早い様子、
中腹迄登ると一株だけ花が開いていたがその後は見られ無かった。

      山歩き記録 ⇒八剣山
「ショウジョウバカマ」   愛知県県犬山市 八曽湿原にて (2006.4.18)
そろそろ花が咲く頃かと思い八曽山の下に広がる湿原に行くが、開花はシデコブシだけだった。

ショウジョウバカマは殆ど終わって黄色の花が見られ、黄花は最初一般花色の淡紅色から色が
褪せて行き暗紫紅色に変わったり黄色に変るのが有り、黄色は「キバナショウジョウバカマ」の
名が有るとされる。

然しこの花のような色は少し薄いがしっかりした黄緑色に変わるのだろうか?
「ショウジョウバカマ」   岐阜県可児市 浅間山登山道にて (2006.3.14)
山側から回り込み不動の滝に降った、滝下からとと屋への道の澄んだ小川沿いに優しいピンク色で咲き、
ここのショウジョウバカマは一本の茎に花が一杯付き、ほぼ球状に咲いていてなかなか見応えが有った。

      山歩き記録 ⇒浅間山
「ショウジョウバカマ」   岐阜県白鳥町 銚子ヶ峰登山道にて (2002.5.25)
樹齢1,800年とされる特別天然記念物「石徹白大杉」を見て、登り易い道を花を楽しみ乍進み、
新しくなった神鳩ノ宮避難小屋を過ぎると残雪が出て来て、ショウジョウバカマの花が多く見られ、
道の両側に咲き妻は「花の小道」と喜んで、その先残雪が美しい別山の景観に歓声を上げた。

北海道・本州・四国・九州の野原~高山帯の湿気た所に自生し、3〜6月淡紅色〜濃紅色(花色
は変化が有り白色や紫色も見られる)の花を付ける。

花は茎先に総状に固まって数個〜10個横向きに付け、花弁は長さ1〜1.5cmの線状で質は
厚く内花披片3外花披片3、雌蕊1個の葯が紅紫色の雄蕊6個で花糸は花披片と同長か少し長い
(写真はかなり長い)。

花茎は根生葉の間から立ち円筒形の高さ10〜20cmで燐片葉が数個付き、花後著しく伸び高さ
が30~60cm。

葉は根生の常緑で厚めの倒披針形をし、縁は全縁の長さ7〜20cmがロゼット状に多数付ける。

花の名前は花後に花が一時的に赤くなるのを、能の想像上の動物「猩々」の赤頭(赤い髪)に葉を
袴に見立て「猩々袴(しょうじょうばかま)」と付いた。

       山歩き記録 ⇒銚子ヶ峰


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