261 | (さなげやま) 632m 「雲興寺(うんこうじ)ルート」 |
H20年9月23日 9時20分〜14時30分 愛知県 瀬戸市 晴れ時々曇り |
”自然林が多く 登山道も良く 町近くではお勧め” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
体調を崩し未だ体力的に完全に戻らず、標高差の有る山は登れそうに無い。
北側の雲興寺からはどうか、 東海自然歩道で有り自然な道は期待出来無いかも。 然し近くで歩いて無い山は、無くなって来ているので行ってみよう。 多治見から248号を南下、 信濃町6の信号で岩屋堂方面に左折だがが通り過ぎてしまった。 狭い街中で後ろに車も付いていたのでそのまま走り、 東古瀬戸の信号で左折し212号を進む。 古い瀬戸物の街を通り、 左から22号右33号が合流し東海環状道を潜ると雲興寺に着いた。 寺の手前左に大きな駐車場が有り止めていると、 何人かの登山者が歩き始めている。 9時20分スタートし雲興寺前に行くと、 トイレと休憩用の施設が有りお寺と反対の右に進む。
33号を横切って向かいのコンクリート橋を渡ると道が山に続いて、 左にショートカットの道も見られたが、奥の東海自然歩道指標で左折すると 右山で続いていた。
左側川沿いに進み右上にお墓を見て直ぐブルーの鉄製階段が有る谷を通過、 右に曲がり山に入って行く。 自然林の中良く踏まれた道が続き、 直ぐの右手奥の浅い谷川近くにベンチが置いて有った。
橋を渡ると先には、ご夫婦と思われる二人が登られているのが見えてきた。 後ろで人の気配がしたので振り向くと、単独の男性が来ている。 夫婦を抜き傾斜が増した道を登っていると、 単独男性が追い付いて来たので休みながら話しかけた。 男性は68歳と言われ、 北海道のトムラウシ山等厳しい山も登られたと言われて健脚な筈だ。 色々話をしながら登って行く、 崩れた所は立派な木の梯子(階段)が3箇所程有る。 速くて付いて行くのが精一杯の単独の男性は、 南の猿投神社迄下りて登り返す予定との事。
谷から離れて大石の横を右に急登し、 尾根に上り平坦な道になると立派なベンチが作られている。
その先送電鉄塔に来たが眺望は良く無い、 緩やか降り始めると気持ちの良い林が広がってきた。
男性がこの先のルートを聞いて来た、「東海自然歩道は帰りに使い左に入った 地形図破線で登る」と言うと、「地形図の破線で無く、 良い道で山頂に近い所に出るのが有るので教えてあげる」と言われる。
自然林が広がり嬉しくなると木の建物(トイレ)が見え林道に出た、 林道は自然な雰囲気を壊し惜しい。 分岐を自然歩道と別れ左に入ると分岐に来て、 右が地形図破線方面で左に進むと林の中に山小屋が有った。
○○山岳会が建てたとの事、 この辺り山の中の平らな窪地で季節には花が咲いていそうな場所だ。 林道が続き崩れた所に来た、 車の入れ無い道で先は左に土留め用と思うコンクリートの壁が20m程続く。
山道となって来て少し登ると、 左の林越しに送電鉄塔が見えたが寄らず進み右にカーブし急登となった。 地形図標高差150m程の主尾根への登りで、 息が切れなかなか登れず四角い大石の横を通り過ぎた所で休憩し水を飲む、 叉暫く登ったが少しで足が止る。
男性はこれは駄目だと思った様で「時間が無いので先に行く」と言われ別れ、 汗びっしょりになり東海自然歩道の主尾根に上がった。 ベンチが有り腰掛けて休む、今登って来た方面は何も案内指標は付いて無い。
先に進み緩やかなアップダウンで次のコブに上がると、 「恵那山展望所」とされるが見えず今日は駄目だ。
狭い道や急な階段の登りになったり、 叉木のトンネル状の所も見られ変化の有る尾根道は退屈しない。
朽ち掛けの丸太橋を通り急な階段状の登りを過ぎ、 11時大勢の人が居る「猿投山」山頂に着いた。
広い山頂は中央に一等三角点「猿投山(さなげやま)」が有り、 ベンチが幾つも設置されている。 北面開けているが完全に霞んでいる、 近い山が見えているが愛岐三山とその奥は高社山の様だ。
ベンチに腰掛けてゆっくり休んでいたら寒くなってきた、 東の宮で昼食とする事にし先に進む。
平坦で非常に良い道が続いている、 二つのコブはいずれもコブに上がらずトラバース道で楽をした。
少し急な降りを過ぎると鉄製の階段に来て11時40分東の宮に着いた、 何組かの方が昼食を取られ、お参りをしているとベンチが空き腰掛けてゆっくり食べる。
12時10分下山開始、 多くの人に出会いながら山頂に戻り尾根を西に戻って行く。
登って来たコブ分岐を直進すると急な降りが続き、 4人の女性が登って来たがこの登りは辛そうだ。 何度も軽いアップダウンして降って行くと、 ベンチが有ったので水を飲んで休む。
太い木も混じる尾根道は変化が有り良い道だが眺望は全く得られ無い、 そろそろ最初に登ろうとしていた、地形図破線の分岐が有る赤猿峠手前に着く頃だ。 コブに来ると右鋭角に明瞭な道が有った、 直ぐ送電鉄塔が有りそうでこれが破線の道ではないか?
然しここはコブで峠では無い、 少し降るとベンチが設置され南へも降りる道の有る四辻に来た。 ここが赤猿峠の様だ、東海自然歩道の案内は「猿投山・雲興寺」の指標が立ち 南へ降っている道には指標が無いが、地形図では林道に続いている。 右の雲興寺方面に入ると谷側石積みが続く様になり、 その後溝状に道が降っている。
足元が滑る花崗岩の所を通り降るが結構距離が長い、 やっと林道に下り右に進むがこの道はきつい登りの道。 道路際にゲンノショウコ、キンミズヒキ、アキチョウジ、 ヒヨドリバナやオトコエシが咲くのを見ながら、 軽く降りトイレの有る広場に戻り朝来た道を叉登り返し降って14時30分車に戻った。
「東海自然歩道」でも階段は少なく、自然な道が多いので好感が持てるルートだ、 それに大部分自然林となっていて四季楽しめ、町の近くでは貴重な山歩きの存在だと思う。 「別ルート及び関連ページ」 *猿投山;新池〜東の宮〜山頂〜赤猿峠〜 武田道〜城ヶ峰 *物見山;雲興寺〜赤猿峠〜物見山往復
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出会った花: ・キンミズヒキ ・アキチョウジ ・ヒヨドリバナ ・ミズヒキ
・オトコエシ ・ゲンノショウコ |