178
弥勒山
(みろくさん)
437m
[廿原側バリエーションルート]
H19年3月1日
10時45分〜15時20分
岐阜県 多治見市
晴れ
”道は階段も少なく
 静かな散策が出来
 弥勒山ではお勧め”
 天気が良く眺望も期待出来そうなので、急に近い山に行く事にした。

排水溝の蓋の上を行き左に上がる
林道終点登山口
 弥勒山を廿原町のバリエーションルートで登り、 春日井側西斜面のお気に入りの道を周回しよう。

 今年1月26日に登った同じ道で、 内津峠から廿原に向かい小公園の登山口に駐車し10時45分歩き始めた。

 左に前回登った正規登山口を見送り、 右に放置タイヤの有る北谷コースの道を見て林道を真っ直ぐ進む。

 林道は緩やかに左カーブして終点に着いた。

 2台程駐車可能だが路面が柔らかく、 スリップしそうだし距離も僅かで公園に駐車した方が無難。

 用水のコンクリート枡の横を通り進むと、 沢の左に山に上がる道が付いている。

 少し入ると右手に小さな溜池が見えて来たが、水量は少ない。

 一般的では無いが割と明瞭な踏み跡が有り、 なだらかな林の中を進むと桧林から竹林となった。
入って直ぐに溜池 初めの内はかなりはっきり道が付いている
溜池を右に見て進む 道は付いている

 ショウジョウバカマの葉があちらこちらに見られ、 もう少し後なら花を楽しめるのではないかと思う。
竹林はこの一角だけ 少し下り気味に合流する
竹林を過ぎると右にカーブして行く 廿原北側ルートに合流

 道は緩やかに右に曲がって行くと踏み跡が見付け難くなるが、 良く見れば分かる程度に残っている、尾根方面に上がる道は無くそのまま廿原北側ルートに合流した。

 左に登って行くと少しで杉の大木が目立つ所に来て、 少し急な斜面の先で主尾根の東海自然歩道に上がる。
この登りは短い 登った地点から山頂は直ぐ
廿原北側ルート主尾根手前 弥勒山頂への道

 周回コースは右に進むのだが、 天気が良いので見晴らしの良い弥勒山頂の左に進んだ。

 弥勒山頂へは南側からは急な階段が続いて嫌だが、こちらからは階段も僅かで登り易く大きく開けた山頂に着くと、何人かの人が休んでいて眺望を楽しんでいる。
「白山」

「御嶽山」

「笠置山」の右に「中央アルプス」

 北方面は左から「白山」「御嶽山」「中央アルプス」「恵那山」と見えているが、惜しいかな少し霞んでいる、それでも美しく何度も登ったがこれだけ見えるのは初めてと言う人も居た。

 展望休憩舎からは霞んでいる御在所や鎌ヶ岳の鋭鋒も確認出来、 伊吹山迄は山並みとして見えている。
遠くは霞んでいた
左「本宮山(尾張大富士)」右「尾張富士」その右手前「入鹿池」

 入鹿池の左に「尾張富士」その左は「本宮山」で、 池の右手奥には白い「能郷白山」も見えていた、次から次に登山者が来る山頂を後にし、 北に東海自然歩道を引き返す。

 弥勒山から降ると今登って来た「廿原へ」の指標を右に見て、 直進すると平坦な歩き易い道が続く。
非常に気持ちの良い道が続いている 分岐はベンチがある
東海自然歩道内津峠への尾根道 自然歩道と分かれ左へ降る

 直ぐ左に「弥勒休憩所」への指標が有るが、見送り真っ直ぐ進み小さなコブを越え次のコブに着くと、(31)指標が有り左「植物園」直進「内津峠」とされ左折した。

 暫く降って行くと左に(33)「植物園」の分岐を見て、 真直ぐは指標が無いが直進する。
直進の指標は無い 立派なウラジロが暫く生えている
少し降ると分岐を直進 ウラジロがびっしり生えている

 滑り易い道を急降下するが危険は無く、ウラジロの多い所が続くがこの道も遊歩道で良い道で、(35)分岐に来るとここには遊歩道の案内看板が有る、 公園は何本も道が有るので確かに分かり難い。
遊歩道は良く整備されている 案内は北側一帯と西高森周辺が書かれている
歩き易い遊歩道が続く 遊歩道案内が有る分岐右へ

 左に取れば近道だが右に曲がり、公園内の一番北回り遊歩道に入りるとこちらも良い道が続くが、この辺りになると平日では出会う人は無かった。
薮椿
色鮮やかなヤブツバキ

 椿の木が多くあちらこちらで咲いている、 かなり高い所で咲いているのが多いので写真が撮り難い。

 突き当る感じで(29)分岐に来た、 右は立札に「遊歩道はこの先で終わり、道が崩れていて危険」と有る。
ごみも落ちていない 景色に変化がある
ゆったり散策に最適な道 所々道に変化もある

 先月行った時は崩れているが、特に危険と言う程では無く問題無く通れ、その先採石場の際に付いた歩き易いが結構急な道を登り、(30)指標の東海自然歩道に上がる。

 その道もお勧めだが今日は左に降って行く、結構降るが階段が無い気持ちの良い道が続いて南へどんどん進むと沢に降りた、広々として雰囲気の良い所でお勧めのポイント。
この雰囲気良い 猩々袴
沢へ降ると広々としている 今年初めてのショウジョウバカマ

 沢の際に今年初のショウジョウバカマが咲いている、 この場所は春から夏になれば他の花も咲くかも。
緩やかに登る
右手沢沿いに登って行く 左からの道に合流

 右に沢を見ながら軽く登ると(27)分岐に来た、先の(35)分岐を左に取れば近いが、 雰囲気の良い沢沿いの道が見られ無い。

 右下への林道を見送り沢を渡り(24)指標を見て暫く行くと、 左から道が来ていてこの道を通り弥勒山頂方面に登り返すのだが、先に「大理石」が見える所が有り初めての妻を案内した。
大理石の指標 沢の流れと大理石

 右に降りて行くと沢を渡り直ぐ「大理石」案内指標が有り、 左奥に入ると沢水が流れている所に大理石が見え、
結構大きな岩全体が大理石の様だが、沢水のせいか綺麗な肌が見えているのは珍しいと思う。

 ここからは西の方面に「大谷休憩所」が見えていて、左に進むと林道が続く。
急な所は無い 薮椿
弥勒山に登り返す道 ヤブツバキ

 先程の分岐に戻り右に弥勒山目指して登って行く、 山道となるが良い道で登り易い。

 6人の親子連れを抜いて林道に上がり、 右手少し降ると又山への(23)指標と道が有る。
林道に出て振返り撮影 見えている所に上り口
左の道から登って来た 直ぐ右にある弥勒山への登り口

 少し急な登りとなってきた、 歩き疲れが出てきて止りながら登るが階段の無い登り易い道だ。

 シキミの花を見ながら尾根近くに来ると、 階段は有るが段差は小さく距離も僅かで主尾根に上がる。
最後少し急だが登り易い道 主尾根四辻
山道だが登り易い道 尾根に上がって真直ぐ降る

 ここは弥勒山南の急な階段を降りきった鞍部で、丸太のベンチが有り座って休む、四辻で廿原バリエーションルートはこのまま東に降って行くのだが、廿原への指標は無い。
こちら側は余りある歩かれていない 一部怪しくなるが良く見れば道は拾える
少し降ると谷間の道となる 少し道が怪しくなるが付いている

 真直ぐ落ち葉の道を急降下して行くと、少しで緩やかになり涸れ沢を進む。

 道は薄いが拾うことは簡単に出来、 谷間をどんどん進むと左にカーブしながら谷から離れて左山になる。
歩き疲れての登りは辛いが標高差は少ない 尾根に上がると合流
狭い土手の所が有る 廿原メインルート尾根道に合流

 細い盛り上がった土手のような所を過ぎると登りに入った、溝状の所を登り一旦平坦になるが又落ち葉の深い道を登ると、廿原メインルートの指標の立つ尾根に合流。
指標は尾根コースを指している ショウジョウバカマが多い道
合流地点の指標、左から登って来た 駐車地点に降って行く

 暗い林の中を降ると溝を渡り休耕田の間を通り林道に出て、 15時30分公園駐車場に戻った。
中央アルプスパノラマ

白山アップ

御嶽山アップ、左は乗鞍岳

道樹山から池田富士迄・・・・「セラミックパークMINO」にて

 廿原からの道は薄いが自然が残っている、 不安であれば尾根道の往復とすれば道は明瞭。

 春日井側の西側の道は登り返しに使った道を除いて遊歩道だが、階段も少なく又人も少なく、林道や階段を歩かなくて済む、変化の有るお勧めの周回ルートだと思う。


 *別ルート及び関連ルートの記録
 ②H19年1月26日  廿原ルート〜弥勒山〜大谷山〜廿原北ルート
 ④H20年3月22日  細野谷ルート〜道樹山〜大谷山〜弥勒山〜 (31)〜(33)〜(35)〜(29)
               〜(30)〜弥勒山〜大谷山〜大谷山尾根ルート〜 25鉄塔〜細野谷ルート
 ⑤H21年3月21日  築水池P〜(18 西遊歩道〜(27)〜北回り〜(30)〜弥勒山〜 大谷山〜
               道樹山〜尾根ルート〜25鉄塔〜植物園
 〇H21年1月29日  西高森山


クリックしますと元のサイズで表示します
本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
クリックしますと元のサイズで表示します、 書き込みの赤破線ルートは正確ではありません
  出会った花: ・ヤブツバキ ・ショウジョウバカマ ・シキミ


TOP 山行一覧 山歩き10