「ヤマトウバナ」
岐阜県下呂市小阪町 「根尾の滝」遊歩道にて (2009.6.29)
日本の滝百選
根尾の滝
の写真を撮る為、遊歩道入口から沢に急降下すると林床に咲いていた。
本州中部地方以西及び四国・九州の山地の木陰に自生、6〜7月茎先にやや白色の花を付ける。
普通花序は茎頂部に1個で花を数個ずつ付け、長さ8〜9mmの唇形花で上唇は浅く2裂下唇は
3中裂し下唇内部に薄紫色の斑点、萼は長さ約6mmで疎らに短毛が生え、先は5浅裂し鋭頭。
茎は単性又は束生し斜めに立ち上がる傾向が有り、高さ10〜30cm茎の毛は薄くて目立たず、
葉は対生し6〜15mmの柄が付き、長さ2〜5cm卵形〜長卵形で先はやや尖り縁に荒い鋸歯
が付き、葉の表に短毛が散生し裏に疎らな短毛と疎らに腺点が有り、茎及び葉柄も毛が見られる。
里に自生の「塔花(トウバナ)」は、花冠が淡紅紫色で葉裏に腺点が無く萼の毛が短い、山地近く
に自生の「犬塔花(イヌトウナバ)」は花序が長く萼に長軟毛が有り腺点多い。 | |