「巌立峡小坂の滝 (がんだてきょうおさかのたき)」 |
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「あかがねとよ」 |
「唐谷滝(からたにたき)」 |
日本の滝百選 「根尾の滝(ねおのたき)」 |
岐阜県下呂市小坂町 厳立峡にて (2009.6.29)(2007.5.14) |
ここは御嶽山の噴火により溶岩が流がれ着き、冷え固まった溶岩を長い年月をかけ浸食し渓谷が 出来多数の滝が出来たとされる。 出発点の岐阜県指定天然記念物、高さ72mとされる溶岩巨壁が聳える巌立公園(がんだてこうえん) から、奥に続く林道を進むと左手に案内が出て来た。 沢に急降下すると落差14メートルの斜爆「あかがねとよ」が見え、透明な水を湛えた滝壺が美しい、 かつては岩肌が赤く苔むしていた事から、「銅」を意味する「あかがね」と、雨樋を伝うように水が流 れる事から、「雨樋」を意味する「とよ」から付けられた滝。 「からたに滝」は「あかがねとよ」の少し下流直ぐ右手に見える落差14mの斜瀑で、さわら谷本流の 為水量が多く迫力が有り、御嶽山の噴火で出来た柱状節理の岩盤が周囲を囲み音の響きが大きい、 滝の名前は「唐谷(からたに)」との合流点に有る所からこの名前が付く。 「あかがねとよ」から林道をかなり進み、案内板とトイレ・駐車場の有る「根尾の滝」入口手前に着き、 林道を先に少し入ると左に道が有り、直ぐ御嶽山の登山道を開いた覚明禅師二合目石碑が有った。 ジグザグの道を急降下し谷に下りると吊橋に来て、渡り右岸の狭い山道を延々と進んで行く、距離が 2、4kmとされる殆ど沢が見えない山道を進み、未だかと思う頃案内が有り沢に降りる所に着く。 河原に降りると直ぐ大きな滝が見え、広々とした河原に薄い道が付き進むと滝の直ぐ近く迄行けて、 この辺りに数有る滝の中で代表的な滝の「根尾の滝」は、落差63m幅5mの直瀑とされ、「輝石 安山岩(きせきあんざんがん)」の大岩壁を一気に流れ落ちていた。 今日は雨が降りそうで周囲暗い様相をし、近寄ると音も凄まじく威圧感をたっぷり感じて周囲他に 誰も人は居なくて恐い雰囲気を出しているので、居た堪れず余り近寄らないまま滝から離れる。 帰って調べると巌立公園駐車場の直ぐ先に三ツ滝 (上段:6m 中段:11m 下段:5m)トータルの 落差22mの3段瀑「三ツ滝(みつだき)」が有るとされるが見逃したようだ、然しこれだけの規模の 滝に気付か無い? |