「紫背菫」   スミレ科スミレ属
「シハイスミレ」    岐阜県山県市 舟伏山登山道にて (2004.4.9)
イワザクラを見たいと登ったが、残念ながら今年は時期が少し早かったようで会えなかった。

スミレの類はかなり咲いていたが、タチツボスミレの明るい美しい紫色の花が時々見られて、
この花も前に撮った武芸川の権現山等各地で見かけ、花弁の容姿や色合いの変化が多い。

イワザクラは下山後に神崎川沿いの岩場で見付け、撮る事が出来たが花の数は僅かだった。

       山歩き記録 ⇒舟伏山
「シハイスミレ」   岐阜県関市武芸川 権現山にて(2006.4.14)
洞の登山口から登り始めると、丁度ミツバツツジが満開で登山道を華やかに飾っていて、
その後も次々に明るい紫色のミツバツツジが咲き続けて、山頂手前迄楽しむ事が出来た。

小津権現山で見たシハイスミレと大分花の色や唇弁の形が違い、やはり変化の多い花。

       山歩き記録 ⇒権現山(武芸川)
「シハイスミレ」    岐阜県揖斐川町 小津権現山登山道にて (2002.4.28)
久瀬村役場信号で右に小津集落を抜け左の林道に入り、舗装道を上がり駐車場の有る登山口
に着き、歩き始めると直ぐチゴユリ・タチツボスミやツツジ類も多く見られて花の多い山。

シハイスミレも多く、葉の表面葉脈に沿い明瞭な白斑が入るのをフイリシハイスミレとする考え
も有る、然し変化が多くどの程度の白斑からフイリとするかの境が示せず、別種扱いは止めた。

本州中部地方以西及び四国・九州の山野の明るい林下に自生、3〜5月頃紅紫色の5弁花を
根元から出す花柄の先に付け、大きさ径1.5cm程で距がやや長く5~7mm、花の色は淡紅
色から濃紅紫色と生育場所で濃淡が見られる。

茎の高さ3〜8cm、葉は少し斜め上向きに付け長さ2~5cmの長卵形〜披針形〜卵形迄
変化が多く、表面は暗緑色〜濃緑色で光沢の有り無しが見られ葉裏は紫色を帯び、縁に低い
鋸歯が疎らに付き質はやや厚い。

花の名前は葉の裏が紫色なので「紫背菫」と付いた。   山歩き記録 ⇒小津権現山


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