63 | (おづごんげんやま) 1,158m |
H14年4月28日
8時55分〜14時30分 岐阜県久瀬村 曇り時々晴れ |
”清楚で可憐な 「イワウチワ」 それに緑の シャワーが一杯” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
先週の今淵ヶ岳である程度登れそうだ、
名山と言われ登りがいの有りそうな小津権現山に行ってみよう。
6時30分家を出るが、西濃方面は可児からはアプローチが悪く時間が掛かる。
役場の信号を右折し小津川沿いに走り、 トンネルを抜けると少しで小津の集落に着いた。 村を抜け最初に左側に見える谷の杉谷を見ると、 山の上方に林道が見え目印になり橋を渡り山に入って行く。 道は舗装されていて所々小さな落石は有るが、 通行には問題無く終点駐車場に着いた。 駐車場は20台程度止められそうな舗装の立派な物で、 既に4台の車が止まっている。 内1台は着いたばかりの様で、5人の男女が登山準備をしている所だ。 8時55分登山届BOXと注意看板から登り始める、 尾根道だが溝状で雨時は泥濘で歩き難くそうな道。 雑木林の落ち葉が埋まる道を行き、 見上げるとブラシ状の白い花のウワミズザクラが咲いていた。
ムシカリの白い花も見られるが最初から急な登りが続いている、 道の脇にはチゴユリも多い。 尾根らしい道と変わり狭くなった所や、 ジグザグに登る所が出て来た。
男女計5人のグループと同じペースで登って行く、 チゴユリとユキザサも有るが蕾が多く未だ花に早い。 急に開けて右手にコンクリートの基礎が残り、 ロボット雨量計跡とされていた。
再び林の中に入るがこの辺り自然林で新緑が美しい、 足元にはタチツボスミレが咲いている。 然しずっと急な登りが続いていて、息が上がってきた。
ジグザグに登り切ると右手にコンクリートの基礎、その奥に朽ちた木が積まれた小屋跡が見られ、直ぐ先三等三角点「高屋(たかや)」が有り、10時30分小広場の高屋山に着く。 ここから先はなだらかな道となり、 新緑の中を快適な山歩きが出来て気分が良い!
イワウチワが一杯見られるが花は終わっていると思っていると、 その先集まって満開の所が有った。 ピンクと白が入った清楚で美しい花だ、しばし見とれる。
イカリソウも満開で、 ここからはイワウチワとイカリソウが咲き競う道が続く。
写真を撮るのに忙しく先に進め無い、 アカヤシオやミツバツツジも時々見られて花の多い山だ。 三角錐の前衛峰が見えてきて急な登りに入るが、 花が多く咲き登りの苦しさを紛らわしてくれる。
ホンシャクナゲの花を見ながら前衛峰を登り切り、 その先急降下をして行く。
ブナやミズナラの大木が目立つ様になると最後の登りとなるが、 疲れなかなか足が前に出ない。
6〜7人が休んでいる山頂は切り開かれて、 眺望が得られる小広場だ。 今日は曇り空で眺望は良く無く、 近くで立派な山容の花房山以外は良く分からない。 花房山の左に残雪の有る能郷白山が微かに確認出来たが、 西側方面は樹木に遮られている。 疲れてザックを枕に寝ていると頭上に3人連れの男性が来た、 男も3人寄ると騒がしい。 最初の頃一緒の男女5人のグループも到着し、山頂は賑やかになる。 その後も次々登って来て、流石に人気の山だ。 昼食を取りながらゆっくりし、12時50分下山開始する。
降りは早い未だ登って来る人に会いながら、14時30分車に戻った。 登り始めてから山頂迄自然林で、新緑にたっぷり浸かれ非常に後味が良い。 登山道も自然で階段も無く、 岐阜の低山の中でお勧め度はトップランクの山だと思う。
出会った花: ・イワウチワ ・イカリソウ ・チゴユリ ・ユキザサ ・ミツバツツジ ・ヤマツツジ | ・ミヤマシキミ ・シハイスミレ ・ヤマブキ ・ムシカリ ・ウワミズザクラ 確認出来た山: ・花房山 ・能郷白山 |