「クロモジ」
岐阜県可児市 浅間山にて (2006.3.14)
浅間山図根点大平越(後廃止)に行くと天気が良く眺望が得られ、御嶽山や他の山を見ようと作業道
に下ると、黄色い花が一杯咲きシロモジと思ったが花が先に開く、写真花付が多く葉も出てクロモジ。
本州及び四国・九州の山地に自生の雌雄異株の落葉低木で、3〜4月淡黄緑色の小花を多数付ける。
花は小枝の節に散形花序を出し葉の展開と同時に付け、雄花は大きさ6〜8mmの雄蕊9個、雌花は
少し小さく雌蕊1個の仮雄蕊9個。
木の高さ2〜6m樹皮は暗緑色~黒褐色で斑点が多く縦長の皮目が付き、木には香気が有り楊枝等
に使い、葉は枝先に集まり長さ4〜9cm長楕円形の薄い洋紙質、先は尖り縁は全縁の裏面帯白色で
脈は隆起しない。
木の名前は枝に所々菌類か着生し煤けた黒い斑点が出来、この模様を文字に見立て「黒文字」と付く。
クロモジはオオバクロモジ・ケクロモジ・ヒメクロモジ・ウスゲクロモジ等種類多く同定が難しい。
(シロモジは葉先が三裂するが本種は長楕円形で葉が出ればシロモジとの区分は簡単)
山歩き記録
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