「カワラナデシコ」
長野県戸隠村 戸隠山登山道にて (2002.8.11)
戸隠神社奥社から登り始めようと奥社に行くと、入口にテントが有り臨時登山案内所が作られていて、
難所の「蟻の戸渡り」で滑落死が出たようで、入山者の為に係りの二人の方が注意喚起をされている。
何ヶ所かの鎖場や怖い蟻の戸渡りも無事通過、八方睨から尾根道を九頭龍山に向かうと咲いていた。
本州・四国・九州の山野の草地や河原に自生し、7〜10月茎先や上部葉脇に淡紅紫色の花を咲かす。
花は大きさ4〜6cmで花弁5枚は基部白くて縁は細かく切れ込み、雄蕊10個と雌蕊(花柱)は2個
先が尖る苞が3〜4対付き、萼は細長い円筒形で長さ2〜3cm先は深く5裂し基部に髭状の毛が有る。
茎は時に赤紫色を帯び節が有り30〜100cmと高く、葉は対生し線状披針形で長さ3〜10cm。
北海道に苞2対の「蝦夷河原撫子」が自生、他に高地に花弁の切れ込みが深い苞2対の「高嶺撫子」。
花の名前は山地だけで無く河原にも見られて、可憐な草姿で「撫子」を充てられ「河原撫子」と付いた。
山歩き記録
⇒戸隠山 | |