「オミナエシの群落」
岐阜県各務原市 各務野自然遺産の森にて (2007.9.5)
八木山小の近くから登り山頂~北尾根で各務野自然遺産の森に下りたが、暑くて先に行く気が無くなり
自然遺産の森を散策し森の一番奥「くもの丘」方面に行くと丘の手前に咲き、これだけ集まっていると
見応え十分だ。
秋の七草として親しまれ日本全国の山野に自生、8〜10月頃茎先で枝を分け黄色い小さな花が集まり
ほぼ平らに多数開く。
花は茎上部で良く枝分かれし散房花序に付け、筒部が小さい基部が繋がる合弁花で大きさ3〜4mmで
5裂し裂片の先端は丸く、雄蕊4個の雌蕊(花柱)1個。
茎の高さ50〜100cmとなり、葉は対生し羽状に3〜5深裂又は全裂し、先端の裂片が一番大きい。
似るコキンレイカの葉は掌状に3〜5中裂だが、本種は深裂か全裂と深く裂け葉で容易に区別が出来る。
花の名前は花を粟飯(あわめし)に見立てオミナメシ(女飯)と言ったのが語源とされ、然しこの言い方
は室町時代以降の言葉とされる。
「オミナエシ」は万葉集(奈良時代後期作)に出て来て時代が合わ無い、「オミナエシ=女ヘシ」ヘシ=
圧しで圧倒の意味、「群落を作って圧倒する美しさ」から付いた説を支持したい。
山歩き記録
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