「アキノタムラソウ」
岐阜県八百津町 瞑想の森にて (2006.10.9)
「瞑想の森」は最上部迄車で行けて大駐車場が有り、ここの南斜面が木が刈られ降ると咲いていた。
北海道を除く日本全国の道端・野原・山地に自生し、7〜11月茎上部に淡紫色の花を多数付ける。
花は10〜25cmの花穂を出し数段輪生し、長さ1〜1.3cmの唇形で上唇はやや直立し下唇は
浅く3裂、花冠の外に白毛が付き、花の中から花粉の付く雄蕊が覗いて、花粉が昆虫等に持ち去ら
れると雄蕊は中間部から下に曲り先が2裂の柱頭が出てくる。
茎は四角で高さ20〜80cmと高くなるのも有り、葉は対生し長い柄の有る3出葉か1〜2回羽状
複葉の小葉卵形で縁に鋸歯。
花の名前は春=花色(白)と夏=花色(濃紫色)が付くタムラソウが有り、春と夏の田村草に区別、
秋咲きで「秋の田村草」、紫色の花を多く付け「多紫草(タムラサキソウ)」、短縮し「タムラソウ」
と付いたの考えも有る。
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