「大葉黄菫」    スミレ科スミレ属
「オオバキスミレ」   秋田県仙北市 秋田駒ケ岳にて (2010.7.13)
八合目駐車場から片倉展望地経由の左周りで登って行き、山頂とされる男女岳から
コマクサの咲く焼森に回って、8合目の駐車場に戻る途中に咲いていたが、スミレの
花の数は少なかった。

       山歩き記録 ⇒秋田駒ヶ岳
「オオバキスミレ」   岩手県八幡平市 八幡平にて (2007.6.13)
八幡平アスピーテラインで見返峠に着くと、駐車場近くの道路沿いに結構多く咲き、
次に寄った大谷地湿原の道沿いも群落が有り、当地は一般的に見られる花の様だ。

     山歩き記録 ⇒八幡平
「オオバキスミレ」   岐阜県白鳥町石徹白 銚子ヶ峰登山道にて  (2002.5.25)
石徹白大杉を見て歩き易い古道のオタケリ坂を登り、神鳩ノ宮避難小屋に着くと道は緩やかになり、
標高が上がり木が低くなると花が多くなり、黄菫が咲いていたが強い日差しで色飛びしてしまった。

北海道南西部~本州近畿地方以北の主に日本海側山地に自生し、5〜8月頃黄色の花を付ける。

花は葉脇から長さ3〜7cmの花柄を1〜3本出した先に長さ1.5〜2cmの5弁花を付け、唇弁
に紫色の筋が入り側弁の基部には毛が有り距は著しく小さい。

地下茎は長く横に這い枝を分け増えしばしば群落を作り茎の高さ10〜30cm、茎葉は上部に対生
状に集まって3〜4枚が付き、長さ2~8cmの広卵心形~長卵心形で上部程葉が小さくなり、根生
葉は少数付き質は薄くて柔らかく、長さ幅共4〜10cmハート形で茎葉・根生葉共先端は鋭く尖り
基部心形で、縁に波状鋸歯が有る。

花の名前は葉が他の菫に比べ大きく黄色の花を付けて、「大葉黄菫(おおばきすみれ)」と付いた。

       山歩き記録 ⇒銚子ヶ峰


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