「岩団扇」    イワウメ科イワウチワ属
「イワウチワ」    長野県飯田市 風越山にて (2008.4.30)
桜ヶ丘団地奥の登山口から歩き始めると、少し花が見られたがその後は全く咲いていない、
イワウチワも山頂手前の白山神社を過ぎた、険しい地形の所だけで花の少ない山のようだ。

      山歩き記録 ⇒風越山
「イワウチワ」     岐阜県本巣市 岩岳にて (2008.4.16)
山頂が近くなった木を掴んでの急登の所を登り切り、揺るやかになった細尾根に群落が見られ、
ここは左側のかなり急な斜面に多く咲いていて、又山頂から先にも何箇所か群落地が有った。

然し余りにも曇が厚く天気が良く無いので落葉の林の中は暗い、写真に良い色が出せず惜しい。

      山歩き記録 ⇒岩岳
「イワウチワ」     岐阜県揖斐川町 小津権現山にて (2002.4.28)
前衛峰の高屋山を過ぎ新緑の美しい道を行くと、 登山道の脇にパチパチと言う感じで集まって咲いていた。

北海道・本州近畿地方以北の山地林下に自生、 4〜5月花茎の先ピンク色の花を付けしばしば群落を作る。

花は長い柄の先横向きに付け大きさ2.5cm〜3cm、 花冠は漏斗状釣鐘形で5裂し裂片の先端は細かく
切れ込み、先端3裂の雌蕊花柱は飛び出し薄黄色の葯が付く雄蕊5本、 萼は卵形で5片有りその下に2〜
3個の披針形苞が付く。

茎の高さ5〜15cmとなり、葉は革質で扇円形の基部心形で表面艶が有り 白い葉脈が目立ち縁に波状の
鈍い鋸歯。

花の名前は長い柄の付く丸い形をした葉が団扇に似て、林の中の斜面等に 多いがたまたま岩場で見付け
岩団扇(いわうちわ)と付いた。

日本海側自生の葉基部が楔形は、徳若草(トクワカソウ)と 区別されるが写っている他の葉は凹みが無く
採用せず、又名前の由来が分ら無いが常緑で何時も若々しく目出度いので 「徳若」と付くの説が有るが?

        山歩き記録 ⇒小津権現山


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