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岩 岳(根尾)
(いわたけ)
999.5m
H20年4月16日
9時45分〜14時30分
岐阜県 本巣市
曇り時々晴れ
”急登はつらいが
 岩団扇の群落は 
  見応え有り”
 岩岳はイワウチワの群落が見られると聞いていたので、 その時期に登ろうと思っていた。

特に駐車場は無い
「上葛橋」この手前に駐車
 4月末くらいに考えていたが今年は花の便りが早いので、行ってみる事にする。

 美濃インターで下り94号を西に走るが、丁度通勤時間帯に掛かり渋滞していた。

 脇道を知らないのでそのまま走って行くと、少しで渋滞は無くなり418号に入る。

 先日登った大黒山の登山口谷合の信号から道は狭くなり走り難い。

 尾並坂峠を越えると走り易くなりどんどん降って行く、 根尾大須への255号を右に見て少しで根尾東板屋に来た。

 東板屋バス停の所を右に降り、「とうふ」の看板が有る山本商店の前を通り三叉路を右に進む。

 この三叉路は左に上がると直ぐ418号に戻る。

透き通っている川へは橋の手前から下りられる
上葛橋の上から清流の「東谷川(ひがしたにがわ)」
 右にセメント工場を見て桜並木の川沿いに入ると、 右にカーブして左カーブとなった所に大きな上葛橋が有りその手前に駐車した。

 9時45分歩き始めると、橋の手前に「熊出没注意」の看板が見られる。

 先方から男性が橋を渡って来たので「岩岳へ登ってきます」と挨拶、 橋を渡り直ぐ右に入り突き当り迄行くと登山口と教えて頂いた。

 それに「テープが付いているので登山道も分かる」と迄言われるが、 当方は「岩岳へ登ってきます」と挨拶しただけなのに親切な方だ。

 熊出没注意の看板が有るのでお聞きすると、 「そんなものは出ねえよ」と即答されたので一安心。

 橋の上から川を見下ろすと浅いが澄んだ綺麗な水が流れ、 釣り人が二人川の中に見えている。

 橋を渡り直ぐ右折するとヤマブキが満開で咲き、 その先両側田畑となり奥に一軒家が見えてきた。
山の指標は無い 幅は狭いが舗装された良い道
橋を渡った所を右折する 道路沿いのヤマブキが満開

 山側から犬が吠え出したが、 畑の斜面一番上遠くに犬小屋が見えシェパードが激しく威嚇している。

 その先少し近くに犬が居て鳴いているが、 近いので「オッス」と声を掛け突き当たり登山口に来た。
民家1軒だけの分岐の無い道 突き当りを入れば自然に登山口
舗装された道の突き当りが登山口 杉の木に黄色い紙で岩岳の案内

 道はここ迄舗装されて、 突き当たりはUターン出来るスペースは有るが駐車は出来ない。

 赤いテープが巻かれた杉の木に、黄色い紙が付けられ「岩岳」の文字が見られた、杉林を登ると直ぐ水道施設の枡が有り右折し左山で進む、暫く給水パイプが道沿いに続いている。
よく踏まれたしっかりした道 大きな看板
水道施設を過ぎると左山で進む 指標が有り左へ曲がり尾根を登る

 大きな「岩岳・タンネ」の案内が有り←の左に入る、 真っ直ぐも道が付き案内が無いと戸惑う所だ。

 幅広い杉林の尾根を登って行く、少し急だが歩き易い道が付いている。
結構急な登り ここから明るくなる
杉の人口林を登る、道は歩き易い 右側自然林となった

 暫く登ると右側自然林となってきて明るくなり気分良く進む、 シロモジの新緑が美しい。
舟伏山が見えているが霞んでいる

 ニシキゴロモやタチツボスミレが咲き、 右手開けて見えるのは舟伏山の様だがかなり霞んでいる。
錦衣 立坪菫
ニシキゴロモ タチツボスミレ

 林の向こうにチラチラと山頂方面の山が見えてきて、 山頂は左奥のピークの様だ。
もう少し先の方が新緑も良い
自然林は新緑が始まった所 林の間に山頂・・左の小さいピーク?

 暫く緩やかな登りだったが急登となってきた、 掴める木に頼って体を持ち上げる所も出て来る。

 平坦になるとイワウチワが見られ、 登山道脇にも咲いているが左手西側の斜面には群落が有った。
岩団扇
イワウチワの群落

 次々とイワウチワの群落が見応えが有り何度も止って撮影したが、 然し雲が厚くなっていて周囲は暗い。
僅かに葉が出た状態
急登の辺りは新緑には早い 再び急登となる

 再び急登となった、ツツジが周囲にびっしり生えているが未だ蕾の状態。

 緩やかになると少し笹が出てきて、11時10分「岩岳」山頂に着いた。
広い「岩岳」山頂 山頂の三等三角点「檜山」

 結構広い山頂は当然誰もいない、 木に山名板が掛けられてその前に三等三角点「檜山」が有る。
 (点の記は明治38年と古く「桧⇒檜」の字が使われ、ルビが打たれて無いが「ひやま」で良いと思う、
   尚俗称として「岩茸山」と書かれ「岳→茸」の字を使用)


 東側少し開けているが殆ど木に囲まれすっきりとは見えず、 山頂としては眺望が良く無い。
北に尾根が続き山頂より高そうなコブが見える

 未だ時間的に昼食には早いので北に続く尾根に行ってみる、先にここより高そうなコブが見えている。

 少し行くと植林用のモノレールが見られるがその先で直ぐ無くなり、伐採された木が散乱して歩き難い尾根を進む、道は良く分からないが尾根の何処でも歩けた。
植林用モノレール 山頂奥には赤色の濃いイワウチワ

 僅かのアップダウンで最初のコブ1,050Pに来た、 東側大きく開け雄大な景観が見られる。

 目の前の大きな山塊は小白木山で微かに反射板らしいのを確認、 右手遠くに見えるのが舟伏山でここは澄んだ日は眺望が楽しめ、 足元はふかふかとする草?苔?が生えて休憩にお勧めの場所。
余りアップダウンは無い 目印に立てて有るのか?
最初のコブから奥に続く尾根 2番目のコブは寄り添った枯れ木が目標

 次のコブに進む、見えている寄り添う枯れた大きな2本の木が目印となる。

迫力有る大きさ
大きな山塊の小白木山
 道は薄いが付いていて未だ幼木の桧を掻き分けながら進むと、 所々でモノレールの部材が集めて置いて有った。

 登山道脇に赤が濃いイワウチワが咲いていて、西側斜面には集まって見られる。

 寄り添った枯れ木に来ると、ワイヤーで二本が括って有った。

 ここより少し高いかなと思えるコブが先に見えているので進む、 そこは枯れ木に支えがされているのが目標となる。

 道らしい所も笹が深くなり叉桧が邪魔をして歩き難い、 歩き易くなると大きく開けているが東側だけで最初のピークと同じだ。

 道はずっと尾根の東側に付き、 支えの有る枯れ木の大木に来たが未だ先にコブが見え進む。

 降ると笹が深くなり泳ぐように進んでいると、 「ドサドサ」と大きな重い音がし猪が逃げていった様だ。
これも目印の為か? 眺望も無い
3番目のコブは支えがされた枯れ木 4番目のコブ

 道は杉の幼木が邪魔し嫌になって来るが登りは歩き易く、 一番高いと思う所に来たが何も無い。

 先には今迄より大きく降った先にコブが見え、地形図標高点1,022Pのコブの様だが、11時50分になっていて、先に行っても代わり映えがしないと思うので戻る事にする。
一旦降った先にコブが見えるが戻る

 最初のコブが昼食に良さそうなので、叉笹漕ぎをしたりして12時30分1050Pのコブに戻り、シートを出し柔らかい草の上で広々とした景色の中、小白木山を眺めながら昼食を取るが気温は調度良い。

 地形図を見直すとこの場所1,050Pが、この尾根で一番高い所だった。

 13時下山開始し山頂は素通りして降った、 黄色い花が登って来た時より鮮やかになっている。
黒文字 白文字
黄色い花はクロモジの様だ 下に来ると花が終わったシロモジの新緑

 一部葉が出ているのを見ると長楕円形で、黄色い花はクロモジの花ようだ。

 急坂は木を掴んでブレーキを掛けながら降り、 緩やかになると新緑が美しく楽しみながら歩く、光の加減で午後の方が綺麗に見え、この新緑は葉が3裂しシロモジが殆どの様に思う。
淡い新緑が美しい道を降る 登山口近くは両側にシャガの葉

 杉林を降って水道施設を通り、シャガの葉が両側に一杯の道を過ぎると登山口に戻り、叉犬に吼えられながら一軒家の横を通り、14時30分車に戻った。

 駐車場は特に無い、 登山口手前の道路に膨らみが3箇所程有るがこれは車の擦れ違い用だと思う。

 道はほんの一部不明瞭だが、間違える程では無く分かり易い山だ、山頂部の尾根は以前良い林が広がっていたと思うが、桧の植林で伐採し笹が多い殺風景な所となっている。

 山頂から奥に進んだが最後の方は藪状態、最初のコブ1050Pが眺望に優れ休憩に良くお勧め、イワウチワが見応え有り良い感じで帰る事が出来たが、他の時期の満足度は?



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 出会った花: ・ヤマブキ ・イワウチワ ・ニシキゴロモ ・タチツボスミレ  ・シハイスミレ


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