251 | (いわたけ) 999.5m |
H20年4月16日
9時45分〜14時30分 岐阜県 本巣市 曇り時々晴れ |
”急登はつらいが 岩団扇の群落は 見応え有り” | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
岩岳はイワウチワの群落が見られると聞いていたので、
その時期に登ろうと思っていた。
美濃インターで下り94号を西に走るが、丁度通勤時間帯に掛かり渋滞していた。 脇道を知らないのでそのまま走って行くと、少しで渋滞は無くなり418号に入る。 先日登った大黒山の登山口谷合の信号から道は狭くなり走り難い。 尾並坂峠を越えると走り易くなりどんどん降って行く、 根尾大須への255号を右に見て少しで根尾東板屋に来た。 東板屋バス停の所を右に降り、「とうふ」の看板が有る山本商店の前を通り三叉路を右に進む。 この三叉路は左に上がると直ぐ418号に戻る。
9時45分歩き始めると、橋の手前に「熊出没注意」の看板が見られる。 先方から男性が橋を渡って来たので「岩岳へ登ってきます」と挨拶、 橋を渡り直ぐ右に入り突き当り迄行くと登山口と教えて頂いた。 それに「テープが付いているので登山道も分かる」と迄言われるが、 当方は「岩岳へ登ってきます」と挨拶しただけなのに親切な方だ。 熊出没注意の看板が有るのでお聞きすると、 「そんなものは出ねえよ」と即答されたので一安心。 橋の上から川を見下ろすと浅いが澄んだ綺麗な水が流れ、 釣り人が二人川の中に見えている。 橋を渡り直ぐ右折するとヤマブキが満開で咲き、 その先両側田畑となり奥に一軒家が見えてきた。
山側から犬が吠え出したが、 畑の斜面一番上遠くに犬小屋が見えシェパードが激しく威嚇している。 その先少し近くに犬が居て鳴いているが、 近いので「オッス」と声を掛け突き当たり登山口に来た。
道はここ迄舗装されて、 突き当たりはUターン出来るスペースは有るが駐車は出来ない。 赤いテープが巻かれた杉の木に、黄色い紙が付けられ「岩岳」の文字が見られた、杉林を登ると直ぐ水道施設の枡が有り右折し左山で進む、暫く給水パイプが道沿いに続いている。
大きな「岩岳・タンネ」の案内が有り←の左に入る、 真っ直ぐも道が付き案内が無いと戸惑う所だ。 幅広い杉林の尾根を登って行く、少し急だが歩き易い道が付いている。
暫く登ると右側自然林となってきて明るくなり気分良く進む、 シロモジの新緑が美しい。
ニシキゴロモやタチツボスミレが咲き、 右手開けて見えるのは舟伏山の様だがかなり霞んでいる。
林の向こうにチラチラと山頂方面の山が見えてきて、 山頂は左奥のピークの様だ。
暫く緩やかな登りだったが急登となってきた、 掴める木に頼って体を持ち上げる所も出て来る。 平坦になるとイワウチワが見られ、 登山道脇にも咲いているが左手西側の斜面には群落が有った。
次々とイワウチワの群落が見応えが有り何度も止って撮影したが、 然し雲が厚くなっていて周囲は暗い。
再び急登となった、ツツジが周囲にびっしり生えているが未だ蕾の状態。 緩やかになると少し笹が出てきて、11時10分「岩岳」山頂に着いた。
結構広い山頂は当然誰もいない、 木に山名板が掛けられてその前に三等三角点「檜山」が有る。 (点の記は明治38年と古く「桧⇒檜」の字が使われ、ルビが打たれて無いが「ひやま」で良いと思う、 尚俗称として「岩茸山」と書かれ「岳→茸」の字を使用) 東側少し開けているが殆ど木に囲まれすっきりとは見えず、 山頂としては眺望が良く無い。
未だ時間的に昼食には早いので北に続く尾根に行ってみる、先にここより高そうなコブが見えている。 少し行くと植林用のモノレールが見られるがその先で直ぐ無くなり、伐採された木が散乱して歩き難い尾根を進む、道は良く分からないが尾根の何処でも歩けた。
僅かのアップダウンで最初のコブ1,050Pに来た、 東側大きく開け雄大な景観が見られる。 目の前の大きな山塊は小白木山で微かに反射板らしいのを確認、 右手遠くに見えるのが舟伏山でここは澄んだ日は眺望が楽しめ、 足元はふかふかとする草?苔?が生えて休憩にお勧めの場所。
次のコブに進む、見えている寄り添う枯れた大きな2本の木が目印となる。
登山道脇に赤が濃いイワウチワが咲いていて、西側斜面には集まって見られる。 寄り添った枯れ木に来ると、ワイヤーで二本が括って有った。 ここより少し高いかなと思えるコブが先に見えているので進む、 そこは枯れ木に支えがされているのが目標となる。 道らしい所も笹が深くなり叉桧が邪魔をして歩き難い、 歩き易くなると大きく開けているが東側だけで最初のピークと同じだ。 道はずっと尾根の東側に付き、 支えの有る枯れ木の大木に来たが未だ先にコブが見え進む。 降ると笹が深くなり泳ぐように進んでいると、 「ドサドサ」と大きな重い音がし猪が逃げていった様だ。
道は杉の幼木が邪魔し嫌になって来るが登りは歩き易く、 一番高いと思う所に来たが何も無い。 先には今迄より大きく降った先にコブが見え、地形図標高点1,022Pのコブの様だが、11時50分になっていて、先に行っても代わり映えがしないと思うので戻る事にする。
最初のコブが昼食に良さそうなので、叉笹漕ぎをしたりして12時30分1050Pのコブに戻り、シートを出し柔らかい草の上で広々とした景色の中、小白木山を眺めながら昼食を取るが気温は調度良い。 地形図を見直すとこの場所1,050Pが、この尾根で一番高い所だった。 13時下山開始し山頂は素通りして降った、 黄色い花が登って来た時より鮮やかになっている。
一部葉が出ているのを見ると長楕円形で、黄色い花はクロモジの花ようだ。 急坂は木を掴んでブレーキを掛けながら降り、 緩やかになると新緑が美しく楽しみながら歩く、光の加減で午後の方が綺麗に見え、この新緑は葉が3裂しシロモジが殆どの様に思う。
杉林を降って水道施設を通り、シャガの葉が両側に一杯の道を過ぎると登山口に戻り、叉犬に吼えられながら一軒家の横を通り、14時30分車に戻った。 駐車場は特に無い、 登山口手前の道路に膨らみが3箇所程有るがこれは車の擦れ違い用だと思う。 道はほんの一部不明瞭だが、間違える程では無く分かり易い山だ、山頂部の尾根は以前良い林が広がっていたと思うが、桧の植林で伐採し笹が多い殺風景な所となっている。 山頂から奥に進んだが最後の方は藪状態、最初のコブ1050Pが眺望に優れ休憩に良くお勧め、イワウチワが見応え有り良い感じで帰る事が出来たが、他の時期の満足度は?
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出会った花: ・ヤマブキ ・イワウチワ ・ニシキゴロモ ・タチツボスミレ
・シハイスミレ |