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高屋 (点名)
   (たかや) 678m
 (室兼高屋・むろがねたかや)
   [主尾根ルート]
H20年3月22日
10時25分〜14時30分
岐阜県 七宗町
晴れ
”主尾根ルートは
 眺望に恵まれ
  迷い難い”
 今年1月8日に七宗町の「高屋」に行き、 中間点近くから主尾根トラバースルートで登った。

 その時は全くの曇り空で眺望に恵まれず、 天気の良い日に主尾根ルートで再度登ろうと思っていた、 起きると天気が良さそうで眺望に期待し急遽行く事にする。
分岐は明瞭
分岐は道の無い所を真っ直ぐ登って行く、
1ヶ月半前に登ったばかりで途中迄は同じですので、 主尾根ルート部分のレポとします。
 他については 「先回のレポ」見てください。


 ほぼ中間点にある分岐ポイントに来た。

 前回右の主尾根トラバースルートに入ったが、 今日は正面に有る主尾根の末端に登りたい。

 この分岐左右には道が有るが正面を覗くも道は無い、 然し雑木林で下草は少なく登れそうだ。

 人が通った気配も感じられるので入って行くと、 下枝草は殆ど無いので藪状態では無い。

 急斜面を真っ直ぐ登って行く、 上手く木の間を通る事が出来て簡単に尾根に上がった。

 急峻な地形通り割合い狭い尾根で、地形図通り右にカーブして行く。

 帰りここを真っ直ぐ下りそうだが、 先程の分岐から左に入った狭い作業道に下りる事になり問題無さそう。
急登だが登り易い 尾根は作業道が出来ている
道は無いが殆ど真っ直ぐ登る事が出来る 尾根に上がると道が付いている

 顕著な尾根なのでテープも付けず進むと道は明瞭になった、 大体里山の主要な尾根は作業道が付いている。
単調な尾根で杭が無くても外さない ここから眺望が得られる
黄色の杭が時々見られる 大岩の上に誰かが積んだ小石

 緩やかに高度を上げて行くと急になって右手に岩が出てきた、 大岩の上に小石が積んで有る、地形図でも右手は暫く崖が続く様になっていて、 大きく眺望が開けてきた。
御嶽山から中央アルプス迄
御嶽山
中央アルプス

 右手には中央アルプスが見えていて、その右に先日登った 「笹ヶタワ」のピークが格好良い。
右のピークが「笹ヶタワ」一番左の鉄塔迄歩いた

 その右は「恵那山」も見えているが、「笠置山」と大分重なっていて少し霞んでいる。
恵那山・笠置山・見行山

 「御嶽山」も姿を現し、少し雪が残るコブに登ると左手に真っ白な 「三ノ峰・別山・白山」も見えていた。
三の峰・別山・白山
鳩吹山の左には名古屋駅のビル群も霞んで見えた

 コブからの降りが急で凍っていて嫌らしい、念のためアイゼンを付けて降りたが 距離は僅かで叉登りに入る。

 右手に道が見えているが真っ直ぐ急登し、コブに上がると白山から左は大きく開け、 顕著な山は無いが痛快な眺望が広がり、こんなに眺望が得られるとは思っていなかった、 ここは休憩に良い。
高屋山頂ピークと御嶽山

 真っ直ぐ進むとその先急降下だ、 余りにも急な為戻り地形図を見ると北への尾根方面へ向ったようだ、右手に降ると 尾根が続くので間違い無い、右から道が来ている様に見えるのでそちらが正規のルートか?
急な下り 目印は何も無いが道は判る
主尾根暗部に下る手前から山頂 暗部の主尾根トラバース道と合流地点

 急降下して行くと開けた狭い岩の所を進み、 一旦登り下ると暗部に来て主尾根トラバースルートと合流した。

 ここでアイゼンを外し覚えの有る道を登って行く、 振り返ると先程通過したかなり尖ったコブが見えている。
やっと樹間に覗いている 一旦急降下
山頂へ登る途中から振り返ると通過したコブ 岩壁を見ながら下る

 岩壁を見ながら急降下し叉登る、 左手に白山が見えていてその左は高賀山・瓢ヶ岳の山塊だ。
山頂からは白山は見えない
「高屋」山頂手前から白山
山頂手前から瓢ヶ岳・高賀山・岳山

 見覚えの有る「高屋」山頂に着いた、今日は日差しが有って明るく昼食を食べながら見回すも、 林の中でチラチラ程度しか御嶽山や中央アルプは見え無い。
急な崖で注意
山頂から御嶽山は少し斜面を下りてこの程度しか見え無い

 奥に入ってみたがすっきり見える所は無い、 戻り山頂から東側に下りると御嶽山がまあまあ見えた。

小さな広場
「高屋」山頂、中央に三等三角点「高屋(たかや)」
 然し先程の二つのコブが断然すっきり見える。

 帰る事にするが、前回主尾根トラバースルートで道を外した所を確認したい。

 今回テープは全く付けてい無いので回収不要だ、 主尾根トラバースルートで下る事にしよう。

 順調に下り前回1箇所だけテープを付けた辺りで、 右へUターン気味に下る道が見付けられ無い。

 前回帰りにテープを回収したので当然付いて無い、 ここは帰りに通り過ぎそうだとテープを付けたのを思い出し登り返す。

 少し登り返すと見付かったが、 1ヶ月半前に歩いて間違い易いと良く確認した場所なのだが!

 その先前回道を外した所は今度は間違え無かった、 右山から左に降るポイントを直進したと思う。

 その後は順調に降って下山したが、 主尾根トラバースルートが迷い易い登山道なのを改めて感じた。
中央アルプス
御嶽山

 主尾根ルートは二つのコブで眺望が広がるが、ルートファインディングの楽しみは無くなる、 今回周回としたが初めての時は(特に主尾根トラバースルート)ピストンが無難だと思います。

 ルートファインディングが楽しめる貴重な山として、 テープ類を残さないでと思うのですが。

 注:この山の名前を「麻生高屋山」とされているのを見ます、「美濃一人」さんが 「七宗山山名考」で、 麻生高屋と呼ばれていた山が別に有ると調べられています。

 昔呼ばれていて現在は使われて無いとしでも、「麻生高屋山」は使うべきで無いと判断する。

 呼ぶとすれば「七宗御留山境界絵図」に書かれています「室兼高屋」だと思いますので記載、 林道ゲート手前にお住まいの井戸様に、「山名前は麻生高屋山ですか」とお聞きすると違う 「高屋」と言われました。
「高屋」   道の駅 「ロック・ガーデンひちそう」にて・・2009.1.4


国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
*書き込みの赤破線ルートは地形が複雑で読み切れず不正確です
  出会った花: 無し


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