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笹ヶタワ
(ささがたわ)740m
清水 (点名)
(しみず)717m
H20年1月15日
10時45分〜14時
岐阜県 七宗町
晴れ
 ”七宗最高峰も
 林道が近く迄入り
  容易に到達”
 七宗町の「高屋678m」に登ったが、 七宗の最高峰は白川町の境界近くに740mPが有る。

 調べてみると昔「笹ヶタワ」と名前が付けられていたと言う、 それならば是非登って見たい、「七宗最高峰」を捜すと「御岳がみえる里山」さんが 「七宗740m峰」として掲載されていた。

広くて何台も駐車可能
林道ゲート少し手前の「水源の森」広場
 林道でかなり近く迄入れるので短時間で到達出来そうだ、9時20分家を出る。

 今日は天気が良く眺望が期待出来ると思う、 七宗橋信号を過ぎ七宗第二トンネルを抜け七宗第四トンネルに来た。

 トンネルに入らず左の道を進むと、 真っ直ぐは通行止めで左に曲がり飛騨川を渡る。

 地形図の「大柿」で家が何軒か有り、 直ぐクネクネと登り1軒の民家を見て左に曲がると緩やかな道となった。

 鉄塔巡視路の指標を見ながら行くが、 舗装の良い道が続き凍結の心配も全く無い。

 右手広場に「水源の森」の大きな石碑と、 その右に山型の「山神様」の石碑も立てられていた。

 その先二股の分岐に来ると左の舗装道はゲートが有り、 ここから国有林で一般車輌進入禁止。

 右は地道の林道が続き少し広く、 車が来てもどちらにでも行ける様に駐車可能でここに止めた。
右への道は余り通られていないようだ 見付けやすい
林道ゲート膨らみに駐車 林道の右横に登山道

 冷えているので毛糸の帽子を耳まで被り10時45分歩き始めた、 林道の際に鉄塔巡視路の指標が有り、檜林の中に幅広い明瞭な道が上がっている。

 随分踏まれている感じがし、 白川町との境界を行く様で赤くペイントされた立派な石柱が見られた。
古道の感じさえする かなり急な所
よく踏まれた幅広い道 プラ階段の急登

 最初から急な登りで、今度は鉄塔巡視路に出て来るプラ階段がほぼ真っ直ぐ続き、 約100mの登りだが息が上がり、なだらかになると檜に赤のペイントの木が続く。
赤いペイントは持ち主の意思か? 真っ直ぐは一しっかりした道
なだらかになると檜に赤いペイント 分岐、点名「清水」は右に、左は44鉄塔

 巡視路指標・境界石柱・境界杭が立つコブに来た、 右に入れば三等三角点「清水」で帰りに寄ろう。

 左の44鉄塔も入らず真っ直ぐ進むと、 44鉄塔が見え道が付き入ったら南方面眺望が開けていた。
大岩が時々出てくる 北西から南へ大きく開けている
尾根道を緩やかに下って行く 43鉄塔広場、鉄塔の間に白山が見える

 戻り尾根道を降り気味に進んで行くと大岩が有り、 右手林の間にに御嶽山が見えている。

 軽い登りで左手に43鉄塔への道が有り、 入って行くと大きく開けた鉄塔広場に来た。
鉄塔の脚の間に見えている
43鉄塔広場から白山

 ススキが刈られ上部に登ると鉄塔の足の間に真っ白な白山が見え、 白山から左は大きく開け冠雪した山が続くが同定出来無い。
瓢ヶ岳・高賀山、右には白い山が続いている

 手前に瓢ヶ岳から片知山の山塊が見えて、その左に遠いが伊吹山が確認出来る。
前回登った「高屋」

 伊吹山の下に池田山から養老の山が続き、 逆は檜が邪魔するが御嶽山も見えて眺望の良い場所だ。
見えなくなるのも近いか ススキの中に道は付いている
御嶽山は檜が育ち隠れ気味 ススキが茂った先に「笹ヶタワ」山頂

 今日は暖かく眺望を楽しみながらのんびり出来る、 こんな一時が過ごせると来た甲斐が有ると思う。

 この南に七宗町最高峰が有る筈だ、 高い所が見えていて背丈近くのススキの間の踏み跡に入った。

狭い山頂
社が鎮座している「笹ヶタワ」山頂
 ススキは僅かの間で、 その先檜林の尾根をイワカガミの葉を見て登って行く。

 11時30分ピークに上がると、比較的新しい社が鎮座している所に着いた。

 ここが「笹ヶタワ」山頂だ、 横には「七宗大権現」「愛宕大権現」と彫られた古い自然石が見られる。

 大きなペットボトルや一升瓶と社の前に未だ新しい蜜柑が有り、 お正月に備えられた様子。

 社の向きは七宗町を向いて七宗七権現と言われる中の一つだと思われる、 然し周囲は檜林で全く眺望は駄目だ。

 ここには何処から登られているのか、 西に降る道が付いている様にも見えるが顕著で無い。

 今登って来た白川町との境界の道は結構踏まれ古い道の感じで、 43鉄塔が出来る迄は境界の道から続いていたのか?

 戻り再度鉄塔広場で眺望を楽しんでいると、 先の42鉄塔が眺望が開けていそうな所に立っている。
下りて直ぐ先が分岐
林道に下りる直前右手に御嶽山 林道に降りると分岐

 あそこなら御嶽山もすっきり見えそうで行く事にした、 降ると林道に出る直前に御嶽山が見えていた。

 林道に下りると三叉路となって、 奥に「笹ヶタワ林道」の看板と鉄塔巡視路の指標が並んでいる。
笹ヶタワ林道の指標の左へ進む ススキが茂った林道の先に目指す42鉄塔

 鉄塔巡視路指標の右手ススキが茂った所に、 人が入っている感じがするが指標に従い林道を行く。
ススキが繁茂しているのは僅かの区間 高屋の岩壁が見えている
ススキの中へ入って行く 高屋と遠く伊吹山

 林道の先に42鉄塔が見えるが、 車の通行は無いようで背丈以上のススキが密集して繁茂が凄い。
林道から振り返ると43鉄塔と「笹ヶタワ」が見えている

 その先ススキも少なくなり背後に「笹ヶタワ」と43鉄塔、 左に高屋と伊吹山が並んで見えている。

 42鉄塔に来ると林道はここが終点となっていた。
42鉄塔右に回り込んだコブから白山

 鉄塔の間から白山が見えるが他は広がって無くて、 左にコブが有るが登れそうな道は無い。

42鉄塔右に回りこんだコブから御嶽山
 無理に登ると御嶽山は見えたが白山から左は見え無い、 降りて鉄塔を右に回り込む。

 道が有る様に見えて無かったのは最初の所だけで、 直ぐ踏み跡がしっかり付きプラ階段も見られる。

 降りに入る所に小岩場が有り、 御嶽山と白山も鉄塔の右側となって見える所に来た。

 狭い場所で座り心地は良く無いが、特に御嶽山が見応え有るのでゆっくり楽しむ。

 ここで昼食と思ったが日陰で寒く、暖かい43鉄塔にしようと戻る事にした。

 この場所から下に道が続いているので、41鉄塔への巡視路だと思われる。

 尾根方向左上に大岩が見えている、 眺望はどうかと茨で痛いのを我慢し登ってみた。

 見晴らしは変わらず先に道が続いている、 林道分岐に有ったススキの踏み分けに続いていそうだ。
ここも古道の感じがする道 写真ほど通過は大変ではない
境界尾根の道で戻る 尾根道から林道に下りる場所(振り返り撮影)

 行けそうで尾根道を戻って行く、 少し低い笹が見られたが直ぐ林の中しっかりした道が続いている。

 赤く塗られた杭やポールが続き緩やかにアップダウンし、 予想していた林道の場所に下り立つ。
中央アルプス木曽駒ヶ岳から越百山迄、木曽駒の右手前は奥三界岳

 林道を左に行くと土が盛られていて、登ると中央アルプスが見えていた。

43鉄塔に戻り、鉄塔の台座に立って撮った御嶽山
 東に伸びる林道を少し入ってみたが、 御嶽山や中央アルプスがすっきり見える所は無かったので戻る。

 同じ道を帰るのもと大回りの林道で戻ろうかと一瞬思ったが、 43鉄塔広場で昼食と三等三角点「清水」に寄る事を忘れていた。

 ボケが始まったのではと心配になってくる、 境界の道を登り返して12時40分43鉄塔広場に戻り昼食とする。

 鉄塔の脚のコンクリートが丁度良い高さで椅子代わりとなり、 のんびり食べられた。

 暖かくシートを出して昼寝するのも良い場所だが、 13時20分歩き始め44鉄塔の所から左に入り、点名「清水」に寄る。

 道は少し薄いが単純な尾根で、 軽いアップダウンし13時35分三等三角点「清水」に着いた。
枝払いされた檜が散乱している 小広場となっているが全く眺望は無い
点名「清水」へは緩いアップダウン 林の中の三等三角点「清水(しみず)」

 眺望は全く得られ無い所で、即ターンして14時丁度車に戻る。
白山アップ
御嶽山アップ
飛水峡と納古山・・・麻生橋にて
鉄塔が左右に立つ中央の山が笹ヶタワ、 右の白い山は中央アルプス・・・納古山にて

 この山は地元の方も名前で呼んで無い様ですが、七宗町最高峰で山名が欲しい、 七宗町史通史編に付いている「七宗御留山境界絵図」に、 「笹ガタワ」とされているとの事です。

 絵図は名古屋市博物館に原本が有り由緒も正しいと思われ、 「笹ヶタワ」を使用しました、前回の「高屋」は「ムロガネタカヤ」とされ、 ムロガネは高屋西北の集落に「室兼」として現存。



本図は国土地理院地図閲覧サービスを利用して作成
   出会った花: 無し


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