「矢車草」   ユキノシタ科ヤグルマソウ属
「ヤグルマソウ」   岐阜県揖斐川町 夜叉ヶ池にて (2009.6.15)
登山口から入って直ぐ谷に下りると咲いていた、花は沢の中で暗くブレてしまい情けない、
葉も大きく特長有るが花も大きいので目立つ花だ、然しこの山の他の場所では見なかった。

      山歩き記録⇒ 夜叉ヶ池〜三周ヶ岳
「ヤグルマソウ」     長野県浪合村 大川入山にて (2002.6.22)
冶部坂峠から入り少しの登りで緩やかに降り、谷に入る所に一株だけ咲いて花の数が多く目立った。

北海道及び本州の深山の湿り気の有る所に自生し、6〜7月頃茎先に小さな白色の花を多数付ける。

花は約1mの長い花茎の先に円錐状の長い花序を出して付け、直径6〜8mmと極小さく花弁化した
長さ2~4mmの蕚片5個は初め緑白色からその後白色に変り平開し、長さ3~4mmの雄蕊8~
15個が目立ち雌蕊花柱は長さ1.5~2mmが2個。

茎は直立し高さ30〜150mmと高くなり、根生葉は約50cmの長い柄が付き5小葉からなる
大きさ20~40cmと大きな掌状複葉で、小葉は倒卵形で先が3~5浅裂し裂片は三角状で不揃い
の先が尖った尾状の鋸歯が付き基部長い楔形、茎葉は茎上部に短い柄が付く掌状3出複葉で小形
の葉を数個を互生する。

花の名前は5枚の小葉が車輪状に1セットになり、形が鯉幟の頂部に付く矢車に似て付いた。

       山歩き記録⇒ 大川入山


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