66 | (おおかわいりやま) 1,908m |
H14年6月22日 8時40分〜15時30分 長野県浪合村 晴れ時々曇り |
”疲れた時の 最後の急登は つらい!” | |||||||||||||||||||||||||||||||||
梅雨の中休みか天気が良さそうで、
標高が高く少しは涼しそうな山にと大川入山に行く事にした。 6時に家を出て恵那山トンネルを嫌い、19号瑞浪から山岡を抜け岩村を通り 257号を南下し、以前福寿草を見た大平から平谷村に抜けようと、418号を 左折すると通行止めの看板が有った。
役場の中に入り道をお聞きし、 181号から482号に入り根羽から153号で治部坂へ向う。 181号の道は狭く時間が掛かり、やっと153号の治部坂峠に着いた。 右「治部坂高原観光センター」、 左漬物屋手前の空き地の駐車スペースを左に入って行く。 入口の「デンソーリゾートコマクサ」看板が目印、 舗装道を入ると立派なコマクサの建物が有る。 直進し「大川入山登山道」案内に着くと、 4台駐車されているいるが道幅は広く未だ止められ駐車、8時40分荒れた道に入って行く、 以前作られた道が放置され荒れている様だ。 少し先金網のフェンスの中に小さな建物が有り、 水源用の施設?使用されて無い様に見える。
薄青色のコアジサイが咲いている、 葉が鯉幟の矢車に似ている矢車草の大きな花が一株だけ有った。 降り気味に進み瀬音が聞こえ橋を渡るとジグザグに斜面を登る本格的な登山道と変わり、 尾根に上がり左に曲がると檜や樅の木の林の中、木の根が出で急な所は根っこの階段となっている。
急登が続いていて汗が噴出す頃、 端正な大川入山やアンテナが立つ蛇峠山が見える様になった。
右側が崩壊している急坂を登り切り、 又林の中で日差しが遮られ少し涼しくなるが汗びっしょり。 9時50分横岳に着いた、 山名板と三等三角点「横岳(よこだけ)」それに木のベンチが有る。
ベンチで休むもブヨやハエが煩くゆっくり休め無い、 この時期の山は度々虫に悩まされるのが難点。
その先小さなアップダウンを繰り返し自然林の登山道を行くと、 これが暫く続く。 真っ赤な花のチチブドウダンが咲いていて、良く見ると山の斜面に一杯見られた。 道の両側にはマイヅルソウの葉が一面に有るが、花は殆ど終わっている。 林に入ると樹形が美しい唐松林の尾根歩きが続き、 降ると鞍部に来て急登に変わった。 最初の急登で足を使い、 その後の長い尾根歩きは座って休む所が無く歩き続けている。 この登りが辛く何度も止り進むと笹原となり、 特に鯉子山1,590m方面に広がる一面の笹が美しい。
蛇峠山から左に南アルプスずっと続いているが、雲が有りすっきり見えず。 尚も急登が続き笹原の中に真っ赤なレンゲツツジが咲くのを見ながら、 12時丁度山頂に着いた。
山頂は二等三角点「大川入(おおがいり)」と山名板に、 ベンチの有る小広場となっている。 (点の記の振り仮名が「おおかわいり」で無く「おおがいり」となっている) 6人が昼食中で余りスペースは無い、 南アルプスは霞んでいて中央アルプス方面は雲の中だ。
その後10人程の団体が来たが、 休む場所が無く先のアララギ方面に行った。 昼食を取っていると雲が厚くなり風が出てきて冷えてきた、 皆が寒いと言っている。 一人の登山者は半袖半ズボン姿で防寒衣も持って無く、「寒いから下山 する」と言って帰って行った。 アララギコースを様子見に行くと、 登山道を塞ぐ感じで先に行った団体が休んでいる。 恵那山は雲で全く見えず引き返し、 12時50分下山開始し2時30分横岳に戻った。 この辺りから妻のペース悪くなり、 膝が痛いと言うが木の根の階段状が堪える様子。 ゆっくり降り3時30分車に戻る、近くにキバナノヤマオダマキが咲いていた。
153号を挟んで向かいに有る、 治部坂温泉「宿り木の湯」入浴料500円に入って帰る。 この山は登山者も多く人気が窺えるが、 最初の登りがきつくペースを考え無いと後が辛い、今日は天候に恵まれ無かったが、 眺望の優れた山の様で南アルプスが美しいと思う。 可児から一般道を走るとアプローチはかなり悪い、 中央道園原インターを使えば時間が短縮可能。 地形図を見直すと横岳と山頂間に四等三角点「もみじ平」1,683mが有るが、 気付かなかった。 (*点の記では登山道より1.8m程北東に外れた所に記載され 目に付かなかったのか?)
出会った花: ・キバナノヤマオダマキ ・ヤグルマソウ ・コアジサイ
・ベニバナイチヤクソウ | ・ツクバネウツギ ・チチブドウダン ・サラサドウダンツツジ ・レンゲツツジ 確認出来た山: ・蛇峠山 |