「山芍薬」     ボタン科ボタン属
「ヤマシャクヤク」     岐阜県揖斐川町 飯盛山・東津汲にて (2009.5.1)
林道西津汲線に入ると工事中の看板が立ち7月31日迄とされ、駄目かと思ったが入ると少し先に
工事車が有り、ユンボの音がして車から降り歩いて行くと、作業の方が居てお聞きすると終わった
ので通っても良いと言われた。

車で上に入って行くと補修跡の見られる斜面が有り、路面は土砂の撤去跡が残っているがスムース
に登山口に行け、ヤマシャクヤクは山の中で2株見られた。

     山歩き記録 ⇒飯盛山・東津汲
「ヤマシャクヤク」     岐阜県揖斐川町 伊吹北尾根にて (2005.5.15)
国見峠に駐車し直ぐの登山口から入ると、チゴユリから始まって色々な花が見られ飽きない道が続くが、
ヤマシャクヤクは咲いて無い、国見岳を踏んで暫くするとやっと見られたが少し開いた状態の花だった。

本州関東地方以西と四国・九州の明るめの林下に自生し、4〜7月茎先に白色の大きな花を1個付ける。

花は上向きに開き大きさ4〜5cm花弁5〜7枚、黄色雄蕊多数と2〜4本の太い柱頭が赤茶色で少し
曲った雌蕊2~4個、真っ白な花弁は中心に向かい丸い半開状(本写真は余り開いて無い)で、そこか
ら多数の黄色い雄蕊と赤茶色の雌蕊が覗く様子は美しい。

茎の高さ40〜50cm、葉は3〜4枚が互生し2回3出複葉の小葉は無毛で楕円形又は倒卵形の長さ
5~9cmで、先は尖り裏面白色を帯びる。

花の名前は大和朝廷の頃薬とし中国から渡来の「芍薬」に、葉と蕾が似て山に自生で「山芍薬」と付く。

      山歩き記録 ⇒伊吹山(北尾根)


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