「紫鷺苔」     ゴマノハグサ科サギゴケ属
「ムラサキサギゴケ」    滋賀県米原市 ブンゲン登山道にて (2007.5.14)
ブンゲン山頂よりスキー場ゲレンデを降るが単調で嫌になる頃、紫の花の群落が何ヵ所か有った。

本州・四国・九州の野原や土手に自生、4〜6月花茎の先に紅紫色又は白色の花を疎らに付ける。

花は長さ約1.5〜2cm上下唇に分かれた唇形で、上唇は小形で浅く2裂し下唇は大きくて3裂、
下唇中央に盛り上がった小さな黄橙色斑紋が帯状2裂に並び、雄蕊4個で雌蕊1個は上唇に沿い
付き触れると花は閉じる。

花期の半ば頃から匍匐茎(ほふくけい)を伸ばし節から発根し栄養繁殖し、良く群落を作り、茎の
高さ5~10cm、根生葉は柄が有り倒卵形の長さ5〜10cmで縁に不揃いの粗い鋸歯が見られ、
横に這う枝の葉は対生し小さく無柄。

花の名前は初め白花を見付けて、唇弁が鷺草に似て苔の様に横に広がるので鷺苔と付き、その後
紫色の花が有り「紫鷺苔(むらさきさぎごけ)」と付いた。

        山歩き記録 ⇒ブンゲン
*ゴマノハグサ科サギゴケ属    ・トキワハゼ


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