「トキワハゼ」
長野県飯田市 大平県民の森にて (2006.6.10)
「兀岳」に登り「大平県民の森」に立ち寄るが、花はレンゲツツジ程度しか見られ無く、この
花は帰りの道路沿いに一輪だけ咲いていた。
日本全国の道端や畑に自生し4〜10月頃迄長期に渡り、下唇は殆ど白で上唇が淡紅紫色の
唇形花を疎らに付ける。
茎の根元の葉の間から数本の高さ6〜25cmの花茎を立て、花は総状に付け長さ1〜2cm
上唇は小形で先端極く浅く2裂し淡紫色~紫色、下唇は大形で3裂し白色~淡紫色をし、筒部
は紫色で下唇中央部に黄褐色の斑紋が出て、萼は先が5裂し花後は果実を包み残り、花冠や
花柄・萼に腺毛。
葉は根元に浅い鈍鋸歯の有る長さ2~5cm匙型で、根生葉状の大きな葉が数枚対生し、上部
の葉は小さくて互生する。
花の名前は1年中葉が枯れず暖地は次々に花が咲き常盤、種が飛び散る時「爆ぜる(はぜる)」
ので「常磐爆(ときわはぜ)」と付く。
本種は同科同属ゴマノハグサ科サギゴケ属紫鷺苔の様な、地を這う匐枝(ふくし)は出さ無い。
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