「水芭蕉」   サトイモ科ミズバショウ属
「ミズバショウ」      岐阜県中津川市 付知峡にて (2007.4.26)
夕森山に登り下山後近くの付知峡を散策すると咲いていたが、葉が大きく時期は少し過ぎていた。

       山歩き記録⇒ 夕森山
「ミズバショウ」      福井県勝山市 取立山登山道にて (2006.5.31)
10時少し前に山の中の広い駐車場に着くと、平日でも既に40〜50台車が止まっていてびっくりする、
地元の人は少し前「取立平のミズバショウが見頃」と新聞に出て多いと言われるが、規模は余り広く無い。

北海道及び本州兵庫県以北の湿地や沼に自生し、4〜7月頃真っ白の仏炎苞が囲む肉穂花序を付ける。

花は地際から花茎を出した先に付け、肉穂花序は黄色のやや扁平円柱形で径2~3cm長さ約10cmに
黄色~淡緑色の両性花が密集して付き、小花は軸に埋まり上半は円錐状の卵形で小さな柱頭が見られ、
長楕円形で長さ2~3mm花弁4枚と葯は卵形で花粉は黄色の雄蕊4個からなる。

背後の真っ白の仏炎苞(仏炎=仏様の後背炎形の飾り、苞=葉が変化した物)は高さが20〜40cm。

葉は根茎に束生し長楕円形で、花後徐々に大きくなり幅約30cm長さ40〜80cmに伸び、花も次第
に大きくなり黄色から緑色に変わって行く。

花の名前は花後に大きくなる葉が、中国原産で高さ2~3mになるバショウ科バショウ属「バショウ」の
葉に似て、本種は水辺に生え「水芭蕉」と付いた。

      山歩き記録⇒ 取立山


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