「モウセンゴケ」
岐阜県土岐市
「陶史の森」にて (2007.7.20)
陶史の森は丘陵地に広がり、白花モウセンゴケの他に紅花のトウカイモウセンゴケも見られた。
北海道及び本州・四国・九州の日当たりの良い酸性湿地等に自生、6〜9月白色の小花を付ける。
食虫植物で花は葉の間から高さ15〜20cmの花茎を出した先に、巻散形花序を付け下から解き
乍立ち上がり、大きさ8〜15mmの5弁花を数個~10数個総状に付け、雄蕊5個の雌蕊3個で
雌蕊の花柱3個はV字状に深裂し頭状の柱頭が6個、萼片5個は長さ約4mmの長楕円形又は
披針形で鈍頭。
葉は根生しロゼット状の倒卵状円形で立ち上がり長さ3~10mm、基部括れ2~8cmの長い柄
となり葉身と葉柄の境は不明瞭で、表面は紅紫色の腺毛が多数有り粘液を出し虫を捕え養分とし、
葉柄基部に膜質で5~7裂した長さ6~8mmの托葉が付く。
花は養分が有ると開花が盛んになり、多数の種子が出来て増える。
花の名前は葉の一面赤色の毛を緋毛氈(ひもうせん)に例え、「毛氈苔(もうせんごけ)」と付いた。
後日「陶史の森」で撮った⇒紅花の
「トウカイモウセンゴケ」 | |