「七 竈」    バラ科ナナカマド属
「ナナカマド」    岐阜県揖斐川町 三周ヶ岳にて (2009.6.15)
夜叉ヶ池から少し登ると半藪状態となり、 時々開けるが山頂迄これが続いて嫌になってくる、
サラサドウダンが非常に多く楽しめたが、 時々ウラジロヨウラクとこのナナカマドが見られた。

      山歩き記録 ⇒三周ヶ岳
「ナナカマド」    秋田県鹿角市 大谷地湿原にて (2007.6.13)
雪が残る広大な八幡平を歩き駐車場に戻るが、未だ時間が有り「蒸けの湯」近く 大谷地湿原に向かう。

「蒸けの湯(ふけのゆ)」は温泉が何箇所も出て、それぞれ入浴施設や岩盤浴が 出来る様になっている、
施設の中を通り行くとワタスゲが風に泳ぐ広い湿地に着くが、ナナカマドは途中の 道沿いに咲いていた。

沖縄を除く日本全国の山地~亜高山に自生の落葉高木で、6〜7月枝先に白色の 5弁花を多数付ける。

花は散房花序を出し密に付け大きさ0、6〜1cm梅に似た小花で、雄蕊20本の 花柱は3〜4本付き、
真ん丸の蕾と相まって結構美しい。

木は高さ15m程になり幹は単幹・双幹・株立ちが有り、単幹は太さ20~30cm 枝は斜上し樹冠
は余り広がらず、葉は互生し4~8対の奇数羽状複葉の長さ3〜7cm披針形又は 長楕円状披針形で、
先は尖り縁に荒い鋸歯。

木の名前は生木を「7回竈(かまど)にくべても燃え難い」からと、材が固く「炭化 に7日掛かり簡単
に燃え尽きない」から付いたの考えが有る。

濃赤の紅葉をし赤い実も多く付き人気の有る樹木で、実は遅く迄残って雪を被ると 鮮やかな紅白が楽しめる。

      山歩き記録 ⇒八幡平


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