「蔓鹿の子草」 「山鹿の子草」  オミナエシ科カノコソウ属
「ツルカノコソウ」 「ヤマカノコソウ」  岐阜県本巣市 雷倉にて (2008.5.13)
登山口から薄暗い杉林を進んで、用水路の上の蓋をコトコト言わせ乍入って行くと道の脇に咲き、
かなり小さな花だが良く見ると蕾と開花のグーとパーが混ざり、キラキラとした感じの美しい花だ。

       山歩き記録 ⇒雷倉
「ツルカノコソウ」 「ヤマカノコソウ」  岐阜県美山町 北山登山道にて (2003.5.4)
北山は集落から狭い道を奥に入った所が登山口で、余り人が入ら無いのか色々な花が楽しめた。

本州・四国・九州の湿気た低山の日陰に自生し、4〜5月頃茎先に白色時に桃色の小花を付ける。

花は直径約2mmの小さな可愛い花で、長さが子房を含め4mm程の先が5裂した漏斗型の合弁
花で半円散房状に集まって付け、葯の付く雄蕊3個と花冠より短い雌蕊1個の柱頭の先は3裂。

茎は直立し高さ30〜70cmの中空で水っぽくて軟らかく、葉は対生し羽状に3〜7片に全裂し、
裂片は広披針形でカノコソウより幅広く縁には波状の鋸歯が付く。

花が咲く頃根元から蔓を伸ばし所々葉を付け根を下ろし、苗が出来ると蔓は枯れ独立し増える。

花の名前は山地の湿った草地にやや稀に見る「鹿の子草(カノコソウ)(春女郎花)」が、淡紅色
の花を集って付け、蕾が「鹿の子絞り」に見える事から先に「鹿の子草」と付き、本種は白花だが
花が纏まって咲く様子が似て、花後這う茎が蔓状に広がる蔓生で「蔓鹿の子草」と付いた。

別名「山鹿の子草」が調べが着か無い、本種は鹿の子草より低地に生育なのに「山」が付くとは?

      山歩き記録 ⇒北山


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