「シロバナエンレイソウ」
(ミヤマエンレイソウ)
長野県清内路村 南沢山にて(2006.5.21)
清内路の「ふるさと村自然園」から南沢山に登る途中の、「谷コース」分岐辺りの登山道際に少し見られ、
横川山の山頂を踏み帰り「谷コース」に進むと、谷に下りる迄咲き続いたが谷道自体には全く無かった。
葉が大きくて上に真っ白の花が乗っているのが、山の少し暗い斜面に幾つも咲いていると見応えが十分。
北海道及び本州・四国・九州の少し標高の高いやや湿り気の有る山地の林下に自生し、4〜6月頃茎先
に白い花を1個付ける。
花は3枚の葉の中心から短い花柄を出し、葉に接する様に横向き~やや下向きに付け大きさ3~4cm、
花弁を持たず外花被片3枚が緑色の広披針形で先は尖り、内花被片3枚は外花被片より少し大きい白色
広披針形の花弁状で先は尖り次第にピンクを帯びる事が多くて、花柱1個の先は3岐し雄蕊6個とほぼ
同じ長さ。
茎は根茎から1本伸び高さ20~50cm、先端に無柄で3枚の葉を輪生し菱型広卵形で長さ幅共7〜
20cmと大きくて目立つ。
花の名前はエンレイソウの白花品種で「シロバナエンレイソウ」と付き、別名はエンレイソウに比べて
高地に生育で「深山延齢草(ミヤマエンレイソウ)」、尚延齢草の謂れは「エンレイソウ」を参照。
山歩き記録
⇒南沢山 |
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