「シュンラン」
(ホクロ)
岐阜県岐阜市 尾崎三峰山登山道にて
(2006.3.23)
三峰山登山道脇にポツポツと見られたが民家が直ぐ近くで、地元の人が植裁された物だと思う。
本州・四国・九州の山地丘陵の落葉樹林等に自生、3〜4月花茎の先に淡黄緑色の花を付ける。
花は高さ10〜30cm膜質の鞘状葉に包まれた肉質の花茎の先に1個付き、大きさ3〜5cm
で唇弁×1側花弁×2蕚片×3、唇弁は白色で濃赤色の斑点が有り、側花弁×2は唇弁を左右から
抱く様に付き、蕚片は花弁状で大きく後横側×2上側×1で緑黄色を帯び、唇弁の上に雄蕊・雌蕊
の入る髄柱。
葉は地中の偽球茎から何枚も束生し幅2cm程の長さ30〜50cm、線形~狭長楕円形で堅く
縁に鋸歯が有りざら付き、常緑で冬も枯れなく地下に肥大した紐状偽球茎が有り根は太い髭状。
花の名前の由来がはっきりし無い様で、単純に春に咲く蘭で「春蘭(しゅんらん)」と付いた?
別名「黒子」は唇弁に有る紫色の斑紋を、人の体に出来る「黒子(ほくろ)」に見立てられ付く。
山歩き記録
⇒三峰山
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